業界最大手“日本交通のイケメン社長”が思い描くタクシー業界の未来とは
日産 NV200タクシー6月下旬に稼働開始
6月8日、東京タワーにて新世代タクシー「日産NV200」の出発式が行われ、初期購入のタクシー会社46社の関係者が参加した。実際にNV200 タクシーを導入するタクシー会社を代表して業界最大手の日本交通社長、川鍋一朗氏が日本のタクシー業界の未来についてその思いを語った。
世界中のタクシーの中で東京のタクシーがナンバー1だと確信
「これまで日本国外のロンドンタクシーやニューヨークタクシーを見てきましたが、確信したのは“やっぱり東京のタクシーが1番いい”ということ。
部分部分で比べれば色々とありますが、お客様をお迎えする乗務員の気持ちは日本がナンバー1です。我々の自負心だけではなく、トリップアドバイザーという世界最大の口コミサイトでも2年連続で東京のタクシーがナンバー1になっています。
セダンが主流とされる中でのバンの弱みとは
「弱いのは…いや、弱いって言っちゃいけないんですけどね。日本におけるタクシーの歴史的伝統がセダンだということ。東京は人口密度が高く、流しが多い。基本的にタクシーはぱっと手をあげてひろうものというイメージが強いんです。
当社は3年前から日産さんのご厚意でNV200を使わせていただいていましたが、タクシーを拾うお客様はバンタイプのNV200が来ると『えっいいの?』といった感じで戸惑ってしまっている様子。乗務員からは『いや~社長!これ(NV200)に乗ると売り上げが下がりますよ』という声もあり、こういった点が今までもこれからの最大の壁になると思います」
少子高齢化など様々なニーズに合ったタクシーを普及させたい
「一方で、NV200は車いすでそのまま乗車することができる。実際に車いすでタクシーを利用されたお客様にはご満足していただくことができました。こういった少子高齢化のニーズにあったタクシーという像ができてきています。
当社の7000人いる乗務員の僅か2%の150名が、車いすのまま乗り降りできる“サポートタクシー”や“観光タクシー(パノラマルーフで外が見えるタクシー)”、”キッズタクシーチャイルドシート装備)”などの、高度なタクシーを使用しています。
当社に新しく応募してくる2割5分の方に、なぜ当社に入るのか?と聞くと“キッズタクシー、観光タクシー、サポートタクシーをやっているからだ”と答えるんです。新しいタイプの像を見せれば、新しいタイプの乗務員が入ってくる。それによって新しい姿のタクシーが見えてくると思っています」
川鍋一朗氏が思うタクシー業界に課せられた使命とは
「3年間で日産の片桐副社長をはじめとした幹部の方々に、我々タクシー業界の話を直接聞いていただき、ようやく『LPGバイフューエルシステム』搭載車のタクシーを作っていただいて、パノラマルーフをつけていただきました。
あとはタクシー業界が乗務員をどうやって盛りたてて新しいタクシー像を創っていくか。これが全国のタクシー業者に課せられた使命だと思っております。まずは当社からその道を切り拓いていきたい。
そして新しい姿のタクシーを2020年のオリンピックでは『やっぱり東京のタクシーが一番だ!』と思ってもらえるように頑張っていきたいと思います」
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