autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース 【レクサス】スーパーGT初開催のタイ戦、レクサス・トムスが大逆転勝利!一貴「最初のウィナーになれたことに感激」

自動車ニュース 2014/10/7 11:41

【レクサス】スーパーGT初開催のタイ戦、レクサス・トムスが大逆転勝利!一貴「最初のウィナーになれたことに感激」

12番手スタートからタイヤ無交換作戦を決め2連勝!

スーパーGT 第7戦 タイ/優勝 36 PETRONAS TOM’S RC F 中嶋 一貴/ジェームス・ロシター
スーパーGT 第7戦 タイスーパーGT 第7戦 タイ

10月4日(土)5日(日)タイ・ブリーラムのチャンインターナショナルサーキットでスーパーGTの第7戦が行われ、中嶋一貴/ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM’S RC F 36号車が12番手スタートからタイヤ無交換という奇策を決め、大逆転勝利を挙げて前戦鈴鹿に続く2連勝を飾った。

これによりロシターはシリーズランキング首位に浮上(中嶋一貴は第2,3戦欠場のため5位)。同じくタイヤ無交換のKeePer TOM’S RC F 37号車が4位に入り、伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリがシリーズランキング2位で最終戦へ臨むこととなった。

pスーパーGT 第7戦 タイ
スーパーGT 第7戦 タイ/初開催のサーキットの為コースウォークを行うドライバースーパーGT 第7戦 タイ

チャンインターナショナルサーキットは2014年にオープンしたばかりの新設サーキット。サーキットのあるブリーラムはタイの東北部「イサーン」と呼ばれるエリアの、カンボジアと国境を接する地域の小さな街で、首都バンコクからは約400kmに位置する。

今回開催されたスーパーGTがビッグイベントとしては最初の、いわばこけら落としのレースとなった。スーパーGTにとっても、タイでのレースは初開催。

日本を初めとする多くの自動車メーカーの現地工場が置かれ、アジア進出のキーともなっているタイは、モータリゼーションの浸透も比較的早く、特に普段の足として愛用されている二輪を初めとするモータースポーツの人気も高い。そんなタイで、世界トップレベルのGTレースであるスーパーGTが開催されることは、モータースポーツの歴史においても非常に重要な契機であり、この歴史的なイベントで記念すべき初勝利に名を刻むべく各チームはタイラウンドに臨んだ。

シーズンは残り2戦となり今大会はウェイトハンデがこれまでの半分、獲得ポイント×1kgでの戦い。最終戦へ向け、タイトル争いにおいても非常に重要な一戦となった。

【予選】どうしたレクサス!?シリーズランキング上位陣が下位に沈む!?

スーパーGT 第7戦 タイ

完成したてのサーキットでの初めてのレース。もちろん全てのチーム・ドライバーにとって初走行となるため、3日(金)に2時間の練習走行時間が設けられ、予選日の4日(土)午前中の2時間の練習走行とあわせ、各チームセッティング作業をこなし、データを収集。レクサス勢はタイヤのマッチングに苦しみながらも徐々にタイムを短縮し、4日(土)午前中のセッションではPETRONAS TOM’S RC F 36号車が5番手タイムをマークした。

午後に入っても暑さは和らぐことなく、強い日差しに照らされ気温33度、路面温度44度という暑さの中、午後3時にノックアウト方式の予選が開始された。

レクサス勢はQ1からタイムを伸ばすことが出来ず苦戦。そんな中、石浦宏明がQ1を担当したDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が5番手、関口雄飛のWedsSport ADVAN RC F 19号車が7番手のタイムをマークし、LEXUS RC Fは2台がQ2へと進出。19号車は今季初となるQ2進出を果たした。

しかしランキングで上位を争い、重いウェイトハンデを搭載した他のレクサス勢は苦戦し、8番手から14番手まで0.5秒以内という接戦の中、ジェームス・ロシターの36号車が12番手、アンドレア・カルダレッリのKeePer TOM’S RC F 37号車が13番手。立川祐路のZENT CERUMO RC F 1号車は、予選に向け変更したセッティングが功を奏せず14番手となった。

午前中の練習走行でエンジントラブルに見舞われたENEOS SUSTINA RC F 6号車は、セッション開始直前にエンジンの載せ替えを完了し、大嶋和也がアタック。途中まではQ2進出のペースだったが、惜しくもスピンを喫し最後尾15番手まで落ちる結果に。

Q2も4番手から6番手までそれぞれコンマ1秒ほどの差という僅差の争いとなったが、39号車のオリバー・ジャービスは若干ミスがあったもののレクサス勢最上位となる6番手タイムで3列目グリッド。脇阪寿一がアタックした19号車は今季最高位となる8番手グリッドから決勝のスタートを切ることとなった。

【決勝】こんな展開誰が予想しただろうか。蓋を開けて見るとそこにはレクサスの完璧なシナリオが!

スーパーGT 第7戦 タイ
スーパーGT 第7戦 タイスーパーGT 第7戦 タイ

5日(日)午前中に30分間で行われたフリー走行では、39号車が石浦のドライブでトップタイム。3番手に37号車、1号車が4番手、36号車が5番手と好タイムをマークし、決勝に期待がかかった。

決勝日は7万5千人もの観客が来場。それまでの週末とは異なり、やや雲に覆われた空模様ながら気温34度、路面温度52度という相変わらずの暑いコンディションの下、午後3時に決勝レース(66周)のグリーンフラッグが振られ、1周のフォーメーションラップの後にスタートが切られた。

スタートは大きな混乱も無く、各車綺麗な隊列でほぼグリッド通りに周回を開始。しかし、4周目には早くもGT500の上位がGT300の後方に追いつき、コース上は大混雑となる中で各所で追い抜きのためのバトルが展開された。

39号車のジャービスは、レクサス勢最上位の6番手スタートからポジションをキープしていたが、5周目のヘアピンでスピンし14位へと大きく順位を落とす。代わって8番手スタートの19号車が順位を上げ、関口がライバルとの激しい5位争いを繰り広げた。

スーパーGT 第7戦 タイ/#6 ENEOS

レースが中盤に入り、各車ドライバー交代と給油・タイヤ交換のためにピットインを開始。ここで、前半戦ペースを抑えてきた36号車、37号車、39号車は他チームの意表を突くタイヤ無交換作戦を選択。タイヤ交換に伴うタイムロスをなくし、ピット作業時間を短縮した3台は一気にポジションアップ。全車がピットを終えた40周目には、37号車が首位に立った。レクサス勢が予選で下位に沈んでいた理由に誰もが納得した瞬間であった。決勝でのタイヤ無交換作戦を見越したタイヤ選択で予選に挑んでいた為に、一発のタイムが出なかったのだ。

伊藤大輔へとドライバー交代した37号車は、ポールポジションから前半戦を支配してきたGT-R 24号車との首位争いを展開するも、44周目の最終コーナーで僅かにラインがはらんだところをかわされ、2位に後退。

この37号車をかわし、2位へと浮上した中嶋一貴の36号車が猛追を開始。48周目の最終コーナーからの立ち上がりで追い詰めた直後、24号車がトラブルでスローダウンし続く37号車、39号車もこれをかわし、予選で厳しい戦いを強いられたレクサス勢が、後半に入って1-2-3体制となった。

しかし、トップ3に立った3台のRC Fは全てタイヤ無交換のため、タイヤを交換したライバルに比べ厳しい状況。52周目にはタイヤの摩耗により39号車のペースが落ち、5位へポジションダウン。37号車の伊藤は何とかポジションを守ろうと健闘を見せたが残り7周で3位に後退し、翌々周の1コーナー進入でも、揃ってコースアウトを喫するほどの激しいバトルを見せたが、4位へと順位を落とす形となった。

スーパーGT 第7戦 タイ

一方で、首位を逃げる36号車は、中嶋一貴の世界耐久選手権で磨かれた、タイヤをいたわるドライビングテクニックにより、最後までペースを落とすこと無く快走。終盤ライバルからの追い上げを受けるも、慌てること無くその差をコントロールし、トップでチェッカー。12番手スタートから、タイヤ無交換作戦を成功させての大逆転勝利で、前戦鈴鹿に続く2連勝を飾った。

37号車は4位。19号車が今季最高位となる6位フィニッシュ。39号車が7位、最後尾からスタートし、エンジン交換によるペナルティを受けながらも粘り強く追い上げた6号車が9位でポイント獲得を果たした。

この勝利で36号車のロシターはドライバーズランキングで首位に浮上(中嶋一貴は第2,3戦欠場のため5位)。3ポイント差の2位で伊藤/カルダレッリ組の37号車が続き、LEXUS RC Fがランキングトップ2を占めて最終戦へと臨むこととなった。

優勝ドライバーコメント PETRONAS TOM’S RC F 36号車

▼中嶋一貴

「新しいこのサーキットでの、最初のウィナーになれたことに感激している。タイヤが固かったのか、予選では苦しんだが、決勝レースはそれを逆手にとり、タイヤ無交換で行くことで逆転出来た。僕たちは23号車(MOTUL AUTECH GT-R)だけをターゲットにしていたので、彼らとのタイム差を知らせてもらっていた。ペースはほぼ一定で、20秒前後の差で推移していたので、あの作戦でしか勝つことは出来なかった。前半、タイヤを上手くマネージメントしてくれたジェームス(ロシター)とチームに感謝している」

▼ジェームス・ロシター

「今日は非常にチャレンジングなレースだったが、勝てて嬉しい。GT500同士のバトルも激しかったが、周回遅れのGT300クラス車両に引っかかると、ターン3からターン4にかけてはスリーワイドになるような状態で、観客には素晴らしいショーだったと思うし、走っている側も楽しめた。朝のフリー走行で、中古タイヤでも最後までタイムが安定していたので無交換作戦を決めた。タイヤマネージメントは大変だったが、何とか良いコンディションを保ったまま繋ぐことが出来た。中嶋選手ももちろん大変だったとは思うが、良い仕事をしてくれて優勝出来、とても良い週末になった」

スーパーGT 第7戦 タイ/優勝 36 PETRONAS TOM’S RC F 中嶋 一貴/ジェームス・ロシター

第7戦リザルト

(1)# 36 PETRONAS TOM’S RC F/中嶋 一貴/ジェームス・ロシター

(2)# 24 D’station ADVAN GT-R/ミハエル・クルム/佐々木 大樹

(3)#12 カルソニックIMPUL GT-R/安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ

(4)#39 KeePer TOM’S RC F/伊藤 大輔/アンドレア・カルダレッリ

(5)#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT/山本 尚貴/F.マコヴィッキィ

(6)#19 WedsSport ADVAN RC F/脇阪 寿一/関口 雄飛

(7)#39 DENSO KOBELCO SARD RC F/石浦 宏明/オリバー・ジャービス

(8)#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT/小暮 卓史/武藤 英紀

(9)#6 ENEOS SUSTINA RC F/大嶋 和也/国本 雄資

(10)#23 MOTUL AUTECH GT-R/松田 次生/ロニー・クインタレッリ

(11)#1 ZENT CERUMO RC F/立川 祐路/平手 晃平

(12)#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT/塚越 広大/金石 年弘

(13)#46 S Road MOLA GT-R/本山 哲/柳田 真孝

(14)#8 ARTA NSX CONCEPT-GT/V.リウッツィ/松浦 孝亮

(15)#32 Epson NSX CONCEPT-GT/中嶋 大祐/ベルトラン・バゲット

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