スーパーGT、500クラス新型マシンが超高速決戦へ挑む!
4月5日に岡山国際サーキットで幕を開けたスーパーGT2014年シリーズ。予想以上に速く、そしてハードなレース展開となった。GT500クラスに登場したニューマシン、レクサス「RC F」・日産「GT-R」・ホンダ「NSX」の各3車種のバトルは、目の肥えたGTファンや取材記者をも大いに興奮させた。そして、次なる舞台は、超高速コースの富士スピードウェイ。ホームコースとなるレクサス「RC F」が連勝か、それともライバルの逆襲か、どんな戦いが待っているのだろうか。
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◇未知の500kmレース 耐久性と対応力も重要に
開幕戦岡山のGT500クラスはレクサスRC F勢の好調さが目立ち、これに日産GT-Rが続き、相対的にはホンダNSX CONCEPT-GTが苦戦という状況が見えた。だが、第2戦までの1ヶ月弱で各陣営もさらなる強化、熟成を行ってくるだろう。GT-R、NSX CONCEPT-GTにはもちろん、岡山でワン・ツー・フィニッシュを飾ったRC Fにしても、そこは変わらない。
前戦岡山と違い、第2戦の舞台富士スピードウェイは、高速コース。各陣営は岡山とは違う富士仕様のエアロを投入してくるはず。共通部品化、戦闘力均衡が進んでいる今季マシンでは従来マシンほど見た目の変化はないかもしれないが、それでも細かな仕様変更、工夫が施されてくる。各車種の変化にも注目だ。
そして、第2戦富士のポイントとなるのは、500kmという距離。前戦は300kmレースであり、オフのテストも初期データ収集や初期問題対応がほとんどだっただけに、ニューマシンではこれだけまとまった距離を走ってはいないはず。開幕戦でもポールポジションから順調に逃げていた#6 ENEOS SUSTINA RC Fがシフト系トラブルで、順位を失っている。長距離戦では、ニューマシンゆえの思わぬトラブルが出ることも十分ありえる。観る側にとっても長丁場の第2戦だが、一時も目が離せないレースとなりそうだ。
◇ホームのRC F勢が優勝候補 ~エネオスとゼントが有力か~
富士スピードウェイはトヨタ系のサーキットで、トヨタの開発本拠も近い。RC F勢にとってはテスト機会も多いだけに、正にホームコースだ。それもあるのか、トヨタ/LEXUSの歴代マシンは高速コースを得意としてきた。RC Fもその素性を受け継いでいるようだが、開幕戦のテクニカルな岡山でも好結果を残した。それだけに、富士でも本命視されている。
中でも開幕戦で優勝を逃した#6 ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也/国本雄資組)、富士マイスターの立川率いる2013年シリーズチャンピオンの、#1 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/平手晃平組)が気になるところ。
また、海外レース参戦で欠場する中嶋一貴に代わり、スーパーGT初参戦のチャンスを得た気鋭の若手、平川亮が乗る#36 PETRONAS TOM'S RC F(ジェームス・ロシター/平川組)も楽しみな存在だ。
◇テストで好タイムをマークするGT-R勢も侮れない
そして、GT-R勢では前戦3位だった#12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)も、富士との相性は良い。
そして、日産ワークスの#23 MOTUL AUTEC GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)も、そろそろ優勝という結果が欲しいところだ。長距離戦はレース巧者のNISMOには有利なはず。もちろん、GT-Rの高速性能強化も行ってくるはずなので、開幕戦とは攻守が変わる可能性も十分ありうる。
◇3メーカー唯一ハイブリッド搭載のホンダに注目したい
さて、NSX CONCEPT-GTは本来得意であるはずのテクニカルコース岡山で、本来の実力を発揮し切れなかった。そうなると富士でも苦戦は免れないか…。いや、今季のNSX CONCEPT-GTは過去NSXとは違う点がある。そう、ハイブリッドマシンであることだ。昨年のGT300クラスのチャンピオンとなったCR-Z GTも、ハイブリッドの特性を活かし、富士などの高速系コースを得意としていた。
レース用のハイブリッドは加速力や高回転域のパワフルさで効力を発揮するだけに、富士ではひと味違う走りを見せてくれるかも。開幕戦でも奮戦した#18 ウイダーモデューロ NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/ジャン・カール・ベルネ組)、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘組)を軸に、この富士からの反攻を期待したい。
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