三菱自の早期再建へトップはゴーン社長?肝の人選で益子会長の見る目が問われる(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:オートックワン編集部/桃田健史
開発トップは日産側が挙げた候補者から益子会長の意思で決める
何回か行われた記者会見や、ゴーン社長に対するインタビュー(5月16日)、そして5月18日に発表された益子会長留任&相川社長の辞任などにより、日産と資本提携することになった三菱自動車の新しい体制が何となく見えてきた。現時点で解っていることを紹介してみたい。
まず三菱自動車の動きだけれど、6月24日に行われる株主総会に於いて相川社長と中尾副社長が辞任。益子会長は社長兼任となると思われる。
この時点になるかどうかハッキリしないものの、早い段階で日産から中尾副社長の担当になっている開発部門の責任者を迎え入れると公表された。
どんな人が三菱自動車に行くかは現時点で決まっていないと思う。ゴーン社長曰く「人選は三菱自動車側が決めてもらいたい」。
おそらく日産側で何人かの候補を挙げ、益子会長の意思で決める方向になるだろう。実はゴーン社長もルノーの押しつけでなく、当時日産の社長だった塙さんが決めている。
開発部門のトップに関しては日産も優秀な人材が多いため、それほど大きな課題にならないだろう。意外なことに次世代の軽自動車の開発は、資本提携を決める前の段階で日産主体となる予定だったそうな。
三菱自動車の開発体制だとライバルと勝負出来るクルマは作れないという判断だったとか。
この間、三菱自動車側は不正が明らかになった軽自動車4車種の補償(エコカー免減税と燃費差分)を益子体制の元ですすめる。
同時にラインを停止している水島工場や、関連する部品企業に対する補償、さらに経営的に厳しくなるディーラーの援助も行い、現在の混乱を収束させていく。
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