メディア初潜入! ココがマツダ躍進の“カギ”!?「MRE(マツダ R&D ヨーロッパ)」(2/3)

メディア初潜入! ココがマツダ躍進の“カギ”!?「MRE(マツダ R&D ヨーロッパ)」
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最近はドイツ御三家も気になる存在になった!?

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パワートレインはエミッション関係が中心で、ガソリン/ディーゼルと2機所有する排ガス計測施設で欧州の試験サイクルに合わせて排ガスの分析を行っている。

新車はもちろんだが、すでに販売されたユーザーのクルマ(特に走行距離の多い車)のチェックも定期的に行われており、実際に20万km近く走行したクルマでも規制値をシッカリとクリアしていることを確認しているそうだ。

ガレージではサスペンションの調整や組み換えなどはもちろん、場合によってはエンジンの積み替えなども行うことが可能な施設を備える。

どちらの施設も写真撮影はNGだったが、マツダ車以外のライバルメーカー比較車両などもチェックを受けていた。

ちなみに欧州ではメーカー同士でニューモデルを貸し借りする制度がある。しかし、マツダが借りるとなると一昔前は大変だったそうだが、最近はドイツ御三家も気になる存在になった(!?)のか、相互交換も頻繁に行なわれているそうだ。そんな所からもマツダの評価の高さが伺えるだろう。

ニュル等のサーキットではなく“基本”は一般道で評価

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その後、MREに駐在するエンジニアからマツダ車のドライビングポジションやパワートレインについてのこだわりのレクチャーを受けたが、「人間中心」の思想のために新世代商品群は全てを刷新させたことを欧州でも再確認。

いつもマツダの取材をしていて凄いと思うのは、理想のクルマに対する哲学や思想がどこで聞いても、誰に聞いても一切のブレがないと言う点だ。それも“個別”の商品ではなく“ブランド”全体で、である。

続いて、新世代商品のCX-5、6(アテンザ)、3(アクセラ)、MX-5(ロードスター)での試乗だ。試乗コースはMRE~一般道~ワインディング、そしてアウトバーンとドイツの道路環境を味わえるルートだが、一部MREの評価用ルートも含まれている。

マツダは欧州にテストコースを持っていないので、必要な時はサーキットやニュルなどを借りることもあるそうだが、“基本”は一般道で評価を行っている。数値が優れるクルマではなく、「乗って楽しいクルマ」を目指すマツダらしい。

どのモデルもステアリングを握ると、日本で感じた印象と基本的には同じで、更に日本では体感できない速度域でも安心して走れることも確認できた。

細かいことを言えば、フットワーク系はダンパー/スプリングなどのセットアップは日本仕様と若干異なるのだが、速度域や道路環境に合わせて最適化されているだけで、クルマその物の“本質”は変わらない。

新世代商品群は「アウトバーンで長距離ドライブが楽にできる」がコンセプトと聞くが、どのモデルも同じ方向性の走りなので、MX-5からCX-5にパッと乗り換えたとしても走りに統一感があるのが嬉しい。

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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