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試乗レポート 2012/11/13 18:29

ホンダ N ONE 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/2)

関連: ホンダ N-ONE Text: 渡辺 陽一郎 Photo: オートックワン編集部
ホンダ N ONE 試乗レポート/渡辺陽一郎

N BOXよりも操舵の反応が忠実で、バランスの良い軽自動車

ホンダ N ONEホンダ N ONE

2012年11月2日に掲載された「ホンダN ONE新型車解説」でも述べたように、N BOXをベースにしたからボンネットが少し高い。全高も1610mmに達する。「ちょっとプロポーションが違うわなぁ」と感じたが、愛敬のあるフロントマスクを見ていると、どうでも良いことのようにも思えてきた。

最初は標準ボディのG・Lパッケージを試乗。カーナビの画面やATレバーを比較的高い位置に装着したインパネはN BOX風ともいえるが、細部まで上質に造り込んでいる。スイッチ類の操作性、メーターの視認性も良い。

フロントシートがベンチタイプになることもN BOXと同様だが、床と座面の間隔は20~30mmほど低い。小柄なドライバーがN BOXを試乗してペダルの操作がしにくいと感じたら、N ONEを試すと良いだろう。

リアシートはN BOXほど広くないが、4名乗車には十分に対応できる。身長170cmの大人4名が乗車して、リアシートに座る同乗者の膝先空間は握りコブシ2つ少々。頭上の余裕は掌が入る程度で十分とはいえないが、不都合は感じない。

ちなみに前後席に座る乗員同士のヒップポイント間隔は1015mm。N BOXの1150mmには達しないが、軽自動車の中では広い部類だ。ワゴンRが1000mmだから、着座位置が低めのN ONEでも快適に乗車できる。

発進させると、平坦路ではノーマルエンジンでも動力性能に不満はない。最大トルクの6.6kg-mは3500回転で発生し、実用回転域の駆動力を上手に高めた。N BOXに比べて車両重量が90kg軽いことも要因だ。もっとも、登坂路に差し掛かると、幅広い回転域にわたって力不足を感じる。

乗り心地は硬めの印象だ。街中では上下に揺すられる感覚が気になる。タイヤは転がり抵抗を抑えた低燃費指向で、指定空気圧も前輪側が240kPa、後輪側が230kPaと高い。JC08モード燃費が27km/Lで、購入時の税額がエコカー減税によって免税となれば、どうしてもこのような乗り心地になってしまう。

走行安定性はおおむね良好。「N360」をモチーフにしたといっても機敏に曲がるスポーティーな性格ではなく、後輪の接地性も考慮して、穏やかな動きを見せる。それでもN BOXに比べれば操舵に対する反応が忠実で、市街地を中心に使う軽自動車としてはバランスが良い。

一方、ターボは動力性能が大幅に向上する。特に効果的なのが最大トルクで、10.6kg-mを2600回転で発生。軽くアクセルを踏みながらスタートした直後、あるいは一定の速度で巡航している時でも、少しアクセルを踏み増せばターボの過給が早いタイミングで立ち上がる。1200ccのノーマルエンジンを搭載している感覚で、とても扱いやすい。N ONEを適度な上級感覚を備えた軽自動車に位置付ければ、ターボモデルが本命という見方もできそうだ。

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オススメは意外にも「ターボモデル」

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バリエーションは幅広く、標準ボディとメッキパーツやテールゲートスポイラーなどを備えたプレミアムを設定。それぞれにノーマルエンジン仕様とツアラーと呼ばれるターボモデルが用意され、装備を上級化したLパッケージも選べる。

そして標準ボディのGとG・Lパッケージを除くと、前輪側にボディの傾きを抑えるスタビス覚を備えた聟が入晃喼し、実用回転域㨎かは