今度は買える!ホンダ新型「シビック タイプR」はカタログモデルに!再びFF最速に自信も(1/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:本田技研工業/山本シンヤ
10代目シビックは久々の“世界統一モデル”
期待度(大)の新型シビック タイプRが早くも2016パリショーで世界初披露された。まずはそのベースとなるシビックからおさらいしてみよう。
これまでホンダ・シビックは世界戦略モデルと言いながら、北米向け(セダン/クーペ)、欧州向け(ハッチバック/ツアラー)は、同じシビックの名を冠しているにも関わらず、プラットフォームを含めて全く別のクルマであった。もちろん販売国によって好みの嗜好や要件が異なるのも解るが、好調な北米市場に対して欧州市場は販売規模がそれほど大きくないこともあり、「別々に開発を行なうのではなく、良い物を共用する」という考えに変更。
そこで10代目となるシビックは久々となる“世界統一モデル”として開発が行なわれた。すでに北米向けセダンとクーペは昨年秋に発売を開始し高い評価を得ているが、今回の2016パリモーターショーでは欧州向けのハッチバックの世界初公開が行なわれた。
エクステリアは、フィットの兄貴分と言ってもいいモノフォルムだった従来モデルに対し、全幅は30mm拡大、全高は20mm下げることで、EKシビック以来の久々となるワイド&ロープロポーション。新しいホンダフェイスやエッジを強調させたサイド周りなどは、セダン/クーペと共通だがリア周りは独自のデザイン。
大きく寝かされたリアゲート周りを見ると「4ドアクーペ」と言ってもいいくらい。アグレッシブなデザインは賛否があると思うが、ダイナミックさはプラスされている。サイズはシビックのネーミングから想像するとかなり大きくなったが、現在のCセグメントのスタンダードサイズに収まっている。
日本でも来年からシビックの発売再開を発表
一方、インテリアは特徴的だった2段メーターをやめオーソドックスなデザインに変更されているが、質感が大きく引き上げられたのがポイントである。従来モデルは居住性が高く評価されていたが、新型は低重心のドライビングポジションとクラストップレベルの室内空間を両立させた。
それを実現させたのがフィット譲りのセンタータンクレイアウトを採用する欧州地域専用プラットフォームから刷新された「グローバルプラットフォーム」である。車体はねじり剛性は52%アップし、16kgの軽量化を実現。サスペンションはフロント・ストラット/リア・マルチリンクが奢られ、低重心パッケージングも相まって、走りのポテンシャルは大きく引き上げられているそうだ。
パワートレインは欧州初搭載となる1.0リッター(3気筒)/1.5リッター(4気筒)の直噴VTECターボと、1.6リッター直噴ディーゼルターボ「i-DTEC」の3タイプを設定。トランスミッションは6速MTに加え、ガソリンはCVT、ディーゼルは欧州向けCR-Vで採用済みの9速ATとの組み合わせとなっている。
現在、日本ではシビックの販売は行なわれていないが、このモデルより日本発売の再開を発表。現時点ではどのボディ形状が導入されるかは検討中とのことだが、日本でも輸入車を中心にCセグメントのハッチバックの人気の高いことを考えれば、個人的にはハッチバックの導入が最も現実的なような気がしているのだが…。
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