シトロエン DS5 新型車 発表会速報 ~DSラインのフラッグシップモデル登場~
- 筆者:
2012年には国内4000台の販売ペースへ
とはいえ、DSラインは単なるレトロネームの復刻ではない。シトロエン車のプレミアムセグメントとして、「伝統(HERITAGE)」「洗練(RAFFINEMENT)」「大胆なコンセプト(CONCEPTION AUDACIEUSE)」「幻惑(HYPNOTIQUE)」の4つのキーワードを掲げ、オリジナルDSがもたらしたシトロエン・イズムである「独創と革新」をさらに進化させる。
DSラインではこれまで、C3をベースにした「DS3」が2010年に、C4をベースとした「DS4」が2011年にそれぞれ国内デビューし、日本市場におけるシトロエン車の販売台数引き上げに貢献してきた。
その結果、2009年には1397台に過ぎなかった国内販売台数が、2011年には3092台まで伸びたのだからスゴイ。3000台達成は実に1996年以来の事だという。
DS5発表会の席で、プジョー・シトロエン・ジャポンの上野 国久 社長は好調な販売状況を受け、「2012年にはさらに年間4000台の国内販売を目指す」と宣言。販売網の拡充などと併せ、新たなDSラインのフラッグシップ「DS5」登場によって、販売台数の底上げ貢献への期待を込めた。
これだけの個性、これだけの質感で400万円は「安い!」
さあ、フラッグシップモデル「シトロエン DS5」の詳細をチェックしてみよう。
まず目に飛び込んでくるのが、その大胆なスタイリングだろう。ハッチバック、クーペ、ステーションワゴン・・・その何処にも当てはまるような、そうでないような、他に類を見ない個性的なフォルムだ。ヘッドランプから前席側面の窓まで続くクローム仕立ての「サーベルライン」が、その名の通り西洋の「刀」(サーベル)のように存在感を放ち、DS5のフロント周りをキリッと引き締めている。
いっぽうでインテリアも個性的だ。
展示車両には、腕時計のベルトをイメージした「ウォッチストラップ」というデザインが施された、オプションの「クラブレザーシート」を装着していた。見る限りではなんだか背中に違和感を覚えそうな形状だが、これが乗り込むほどにしなやかに馴染んでいくのだという。素材自体も、ドイツ・バイエルン産の最高級牛革を使用している。そうしたエピソードの数々がまたプレミアムカーらしく、グッとくるのは筆者だけだろうか。
クラブレザーシートは、フランス語で山猫を意味する「フォブ」(写真のカラー)に加え、「ルージュ(ワインレッド)」「ミストラル(黒)」の3色が設定される。標準仕様車に対し45万円高と高額だが、選ばない手はないだろう。
頭上に目をやると、大型のグラスルーフ「コックピット・ルーフ」と、ルーフコンソールのスイッチ類の形状がまた楽しい。シフト周りのスイッチ類や、操縦かんのようなステアリングホイールと併せ、運転席周りのデザインは、航空機のコックピットをイメージしたのだと言う。しかし決しておもちゃのようではなく、各部の質感も十分に高いところがポイントだ。
これだけの個性とプレミアム度の高さで、価格は400万円[標準仕様・消費税込み]。買える買えないはさておき、「安い!」と感じる内容だ。
[Text&Photo:オートックワン編集部]
■参考:
・シトロエン DS5 試乗レポート/森口将之[2011年12月5日]
なおオートックワンでは今後、このシトロエン DS5の国内試乗レポートについても近日の公開を予定している。ぜひそちらも併せて楽しみにして欲しい!
シトロエン DS5 主要諸元
全長x全幅x全高:4535x1870x1510mm/ホイールベース:2725mm/車両重量:1550kg/エンジン種類:ターボチャージャー付き直列4気筒DOHC 直噴ガソリンエンジン/総排気量:1598cc/最高出力:156ps(115kW)/6000rpm/最大トルク:24.5kg-m(240N・m)/1400-3500rpm/トランスミッション:6速AT(アイシンAW製)/燃費:11.3km/L(JC08モード)/駆動方式:前輪駆動/サスペンション:マクファーソン・ストラッド式(前)/トーションビーム式(後)/タイヤサイズ:225/50R17/車両本体価格:4,000,000円[消費税込み]
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