クルマのボディを支える構造って本当に安全なの?

クルマのボディを支える構造って本当に安全なの?
画像はインプレッサ WRX STI  ニュル24耐レース用マシン 画像ギャラリーはこちら

クルマのボディを支える構造って本当に安全なの?

クルマの構造が少し分かってきて疑問に思ったのですが、ボディは一体どこで支えているのでしょうか。

もちろん最終的にタイヤで支えているのは分かりますが、そこからホイール、サスペンションと連結されていても素人目にはなんとも心許ない気がしてなりません。

自転車のようにホイールを両側から挟んで、その真上に人が乗るのなら安定しているように思えるのですが、クルマの場合片側だけですし。ましてや細いホイールのスポークで大丈夫なのかとも感じてしまいます。

今思えばおかしいのですが、子供の頃は左右のホイールがつながっていてその上にボディが載っかっているのか、とも思っていたのでなんとも不思議です(イタル)

其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!

画像はインプレッサ WRX STI  ニュル24耐レース用マシン

実を言いますと、私が一番不安に思うのはホイールのボルトです!あんな程度の太さのボルト4~5本で、全パワー、全荷重を受け持っているんですからね。

自分でタイヤ交換した後は、気分的に全開走行したくありません(笑)。タイヤが取れちゃうんじゃないかと思ってしまうんですよ!トルクレンチ持ってないんで、テキトーな固さで締めてますしね・・・。くわばらくわばら。

イタルさんが「タイヤは両方からはさんでないと不安」と感じるのもわかりますが、私はそれより、タイヤがあんなボルトだけで固定されていることの方が不安なのです。

たとえ両方からはさんでいても、ボルトが同じなら不安は同じです!ボルトが折れれば片持ちだろうが挟み込みだろうが、タイヤは外れちゃいますから(笑)。

こういった不安については、私がいくら説明しても払拭できないので、代わりに鉄砲伝来の話をしましょう。

1543年、種子島に中国のジャンクが漂着し、乗っていたポルトガル人が鉄砲を伝えました。領主の種子島時堯は鉄砲を2丁買い取り、地元の刀鍛冶に複製を命じましたが、どうしても底(尾栓)の埋め方がわからない。

火薬の炸裂に耐える強度を出すことができないのです。 実はそれが「ネジ」だったのです。ネジは、非常に高い強度を持っていますが、当時の日本人はその原理を知りませんでした。

刀鍛冶は、娘を船長に与えてまでその秘法を聞きだし、ついに鉄砲複製に成功したということです。

あんなギザギザで、大きな荷重に耐えられるのか?と疑えばキリはありませんが、しかしそれは、だからこそ魔法のような秘法でした。

MJブロンディの「ひとりごと」

自動車は、このような“秘法”のカタマリです。

タイヤ。ホイール、サスペンションに限らず、モノコックボディ自体の強度だって、知らなければ頼りなく感じるし、なんとなく不安ですが、すべて確立された技術ですので、我々文系人間は、優秀なる理系人間を信頼し、安心してクルマに乗ろうじゃありませんか!

だってアクセル踏めば走るんだから!

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

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