【ランフラットタイヤ】ランフラットタイヤはスタッドレスに履きかえられないの?
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:株式会社ブリヂストン
【ランフラットタイヤ】ランフラットタイヤはスタッドレスに履きかえられないの?
ランフラットタイヤを履いていますが、冬場になってもランフラットのまま、スタッドレスに履き替えるのは可能なのでしょうか?
スペアタイヤを積んでいる車ではないので、冬でもやっぱりランフラットでないと心配です。
その謎、私がおもしろ可笑しくお答えいたします。
ランフラットタイヤは、パンクして空気圧が下がってもタイヤがペシャンコにならず、80km/hぐらいまでなら安全に走行できるタイヤで、スペアタイヤが不要になるというメリットがあり、BMWではほぼ全車に標準採用が進んでいる。
登場した当初は、乗り心地がかなり固くなってしまうデメリットがあったが、最近では、普通のタイヤとさほど変わらない乗り心地のものが増えてきた。
ただし、価格はかなり高い。しかもタイヤが超高剛性で構造が特殊なので、一般のショップにある工具では、タイヤの組み換え(ホイールの着脱)ができないものもある。
とにかく、いろいろな面でまだあまり一般的じゃないのだ。
ただ、BMWユーザーには、スタッドレスもランフラットタイヤを選びたいという声が多く、その要望に応えるために、ブリヂストン「ブリザックMZ-03RF」や、ピレリの「ソットゼロ」など、ランフラットのスタッドレスタイヤが発売されている。
スペアホイールに装着しておいて、冬はそっちに履き替えればいい。
「ホイールは1組+季節ごとにタイヤを組み替える」というプランは、ランフラットタイヤの場合は不可能だと考えたほうがいい。
清水草一の「ひとりごと」
確かにランフラットタイヤは、パンクした時に安心ではあるけれど、そのまま走れる距離はせいぜい150キロで、それ以上はタイヤ交換をしなくちゃならない。
ところが、ランフラットタイヤのいろいろなサイズを常時在庫しているタイヤショップなんて滅多にないから、遠出した先でパンクした場合、結局ディーラーまでレッカーしてもらわなくちゃならなくなったりする。
しかも、ディーラーにも在庫がないことがあって、取り寄せに何日もかかったり。それが嫌なら、1本だけ普通のタイヤを装着して帰ることになる。
ランフラットタイヤは、とりあえずは安心だけど、その先のことまで考えると、けっこう不便なタイヤではありますね。
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