フォルクスワーゲン ゴルフR 新型車解説/渡辺陽一郎(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正・オートックワン編集部
手軽に味わえるフォルクスワーゲンの「最強モデル」
ドイツ車の面白いところは、1つの車種に搭載されるエンジンのバリエーションが幅広いことだ。
メルセデス・ベンツ「Eクラス」であれば、直列4気筒の2リッターターボを積んだ「E250」は最高出力が211馬力。「E63 AMG S」になると、V型8気筒の5.5リッターにツインターボを装着して585馬力を発生する。最高出力はE250の2.8倍だ。
さすがにここまでの駆動力を後輪のみで伝えるのは無理がある。今では4WDの4マチックも用意するが、ベース車を入念に造り込んでいるからこそ、ハイパワーエンジンの搭載も可能になった。また、このような高性能モデルを消費できる市場があることにも注目したい。
こういった「最強モデル」を手軽に(といっても決して安くはないが)味わえるのが、フォルクスワーゲン「ゴルフR」だ。
いよいよ復活した7代目「R」
ゴルフは初代モデルから『GTI』と呼ばれる高性能バージョンを設定し、近年ではさらにハイパワーのゴルフRも加えている。
過去を振り返ると、ゴルフは3代目でV型6気筒の2.8リッターエンジンを搭載するVR6を用意した。GTIは2リッターのツインカムで、峠道に適した機敏な運転感覚が特徴。対するVR6は実用回転域の駆動力が高く、高速道路を長時間にわたって移動するのが得意な仕様であった。VR6はエンジンが呆れるほど重く、市街地では燃料消費量も多かったが、エンジンフィーリングには独特の迫力があった。
このエンジンが3.2リッターに排気量を拡大してR32になる。先代型の6代目で登場した「ゴルフR」は、直列4気筒の2リッターに縮小したが、ターボの装着で動力性能は高まった。
そして現行の7代目ゴルフにも、いよいよ「R」がラインナップされた。
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