トヨタ 新型ヴィッツ 試乗レポート/今井優杏(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
ガラリと変わったフロントフェイス、見た目はもはやニューモデル!
ヴィッツがフルモデルチェンジである。
それだけでもビッグトピックスだったというのに、事前発表された情報によればモデル最高燃費26.5km/Lと驚きの数値。
最大のライバルとなるフィット ハイブリッドが発表している30km/Lには及ばなかったが、“アイドリングストップ機構のみ搭載”という土俵の上では、先駆けて発売されている日産 マーチの26.0km/Lを0.5km/L上回って“クラストップ”を謳ってきた。
しかも発表されたエクステリアに2重にビックリ。
だって、全然カオが違うやんか!まるで長期休暇のあとのベテラン女優か、と見間違うほどの変化である。
従来の女性をターゲットにした優しいフロントフェイスから一新、キャラクターラインがバリっと強調され、ライト周りもキュッと吊り目にリフトアップ。う~ん、これはもう、ニューモデルと呼んでもいいかもしれない。
ヴィッツは先述の通り、『燃費』と『コンセプト』に大きく焦点を合わせてアピールを開始する。
・アイドリングストップシステム『SMART STOP』を搭載し、燃費に訴える「F」
・革ステアリング&シフトノブやヒートシーターを搭載する上級グレード「U」
・スポーティグレードである「RS」
・専用色やインテリアを備えた女性向け「Jewela」
である。
それぞれ個性際立つグレードは、まるでセミオーダーのようなきめ細やかさを感じた。ユーザーはおなじヴィッツでも、自分のライフスタイルに合った一台を選べるというわけだ。
というわけで発表以来メチャクチャ気になっていたヴィッツ、今回幸いにも2モデルへの試乗のチャンスを得た。注目のアイドリングストップシステム『SMART STOP』を備えた1.3Lの「F」SMART STOPパッケージと、女性向けグレードの「Jewela」である。
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