トヨタ FJクルーザー グレード比較(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社/茂呂幸正
アメリカ向け本格派SUVを日本へ投入!
FJクルーザーはアメリカ市場に投入され、一定の人気を集めている本格派SUVだ。
街乗りを重視した乗用車系SUVとは一線を画しており、街乗りしつつも時々オフロードなどにも出掛けるユーザーをターゲットにしたモデルだ。
日本では、こうした本格派オフロード4WDの市場は縮小が続いており、販売台数も低迷しているのだが、トヨタ車だけを見てもハイラックスサーフや70系ランドクルーザー、さらにはクルーガーなども含めて、SUV系で絶版になった車種も多い為、その空間を埋めるためのモデルでもある。
とはいえ、日本ではそう多くの販売を見込める車種ではないだけに、トヨタがあえて右ハンドル車を開発するコストをかけてFJクルーザーを日本に投入することは評価していいと思う。
FJクルーザーはすでに平行輸入で持ち込まれた例もあるが、トヨタが国内向けにも販売することで平行輸入の市場は消滅することになる。
ベースグレード/必要な快適装備と充実した安全装備
FJクルーザーの基本メカニズムは1種類だけだ。ボディは2ドア+観音開きドアという形の4ドアのみ。
ボディサイズは全長こそ4,635mmとそう長くはないが、アメリカ向けに開発されたモデルらしく、全幅は1,940mmとかなり大きい。車両重量も2,215kgとかなり重い。
搭載エンジンは、V型6気筒自然吸気DOHCの1GR-FE型で、これはランドクルーザー プラドなどに搭載されているのと同じものだ。203kW/380N・mのパワー&トルクを発生する。これに電子制御5速ATが組み合わされている。
ベースグレードは必要な装備だけを用意したグレードで、価格は314万円。
マニュアルエアコン、オーディオレス+8スピーカー、パワーステアリング、ワイヤレスドアロックリモートコントロールなどの快適装備が標準となる。また、オフロードでの使用を考慮して撥水・防水シート表皮が設定されている。
アメリカ向けに作られたクルマであるため、安全装備に関しての充実度は高く、EBD付きABS(ブレーキアシスト付き)はもちろん、運転席&助手席SRSデュアルステージエアバッグや前席SRSサイドエアバッグ、前後席SRSカーテンエアバッグなども標準で、さらにVSC+TRCも標準で装備されている。
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