トヨタ プリウスα 試乗レポート/藤島知子(1/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:茂呂幸正
というのも、プリウスαはボンネットの先からルーフの真ん中あたりを頂点としてトライアングルを描く空力デザイン、優しい顔つきこそプリウスの面影を感じるものの、グリルにあしらわれた艶やかなクロームメッキ、テールランプをボディサイドに配置してワイド感を強調していたりと、全体として存在感が大幅にアップしているんです。
プリウスαのサイズは3列シートをもつミニバン『ウィッシュ』に近く、プリウスよりも全長は+155ミリ、全幅+30ミリ、全高+85ミリ大きい。
ダッシュボードについては、メーターやエアコンの操作パネルなども含めて、全く違うデザインを採用しているのだから、プリウスの派生モデルとは言い難い。
開発責任者に話を伺ってみると、人の乗せ方やパッケージングなど、プリウスとは全く違うところにあるモデルなのだそう。
プリウスのように全高が低く、スペース的にほどほどのセダンだと、何かと制約があって購入できなかったというユーザーも多い。
より使いやすく快適に、環境に優しいハイブリッドカーの“すそ野”を広げるモデルとしての役割を担うために『プリウスα』は生まれたのです。
この記事にコメントする