トヨタ新型EV「bZ4X」の内外装を写真でチェック│グリルレスのフロントマスクや、駐車やUターン時でも持ち替え不要な異形ステアリングホイールに注目
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部
トヨタは2021年11月上旬、開発を進めるBEV(バッテリーEV:電気自動車)の新型bZ4X(ビーズィーフォーエックス)の試作モデルを横浜市内で報道陣に公開した。新型bZ4Xはトヨタが2025年までに7車種市販化すると発表した中の第一弾モデル。今回は、そんな注目の新型bZ4Xの内外装を写真とともに紹介していく。
およそ500km前後の走行距離を可能としたトヨタ初のEV専用車
トヨタ 新型bZ4Xは、スバルと共同で新開発したBEV(Battery Electric Vehicle:バッテリー駆動の電気自動車)専用TNGAプラットフォームを用いた「TOYOTA bZシリーズ」の第一弾モデル。
薄型の大容量バッテリーパックが床下に平置きされ、低重心・高剛性化が図られているほか、駆動方式ではFF(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)が設定される。4WDではスバルの車両統合制御技術「X-MODE」(新機能「Grip-Control」付き)が盛り込まれており、日常域からライトオフロード以上の走行まで対応する操縦性と走破性を実現している。
バッテリーの総電力は71.4kWhで、システム最高出力は160kW(4WD)。0-100km/h加速は7.7秒(4WD)で、一充電走行距離はWLTCモードで460km前後(4WD)~500km前後(FF)となる。
トヨタでは、同シリーズを2025年までに7車種市販化するとアナウンスしており、新型bZ4Xは2022年の年央より日本をはじめアメリカ、中国、欧州など世界各地で順次市販化する予定。なお、現在のところ価格は公表されていない。
グリルレスが特徴的なフロントマスク、低重心で踏ん張り感を演出したリアまわり
ボディサイズは、全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mm。外観は、可能な限りタイヤを四隅に配置し、接地性・走破性の高さを表現しながら、なめらかなプロポーションでBEVらしい先進感を表現している。
フロントまわりは、グリルを廃したデザインが特徴的。センサー類やランプ類、エアロ類の配置をフードからヘッドランプ上部へと連続したハンマーヘッド状とすることで、従来車にない独特なフロントフェイスを演出している。
リアまわりでは、リアコンビネーションランプ、バックドア、バンパーがタイヤに向かっていく台形のデザインとされ、低重心で踏ん張り感あるスタイルを演出している。
また、ルーフには、1年間で走行距離1,800km(トヨタ試算値)に相当する発電量を生成するルーフソーラーパネルを装着したモデルも用意。充電スタンドがない駐車場等でも充電可能なほか、災害時など緊急時でも、太陽光による充電が可能となっている。
解放感が高く落ち着いた室内
車内は、低い位置のインパネ、大開口パノラマルーフ(装着モデルを設定)により解放感を演出している。また、インパネには、落ち着いた室内を演出すべく、ファブリック張りとなっている。
運転席は、メーターの見やすさを重視し、ステアリングホイールの上側を通して見えるように配置したトップマウントメーターをトヨタ初採用する。メーター周辺は、手元からメーターの視線誘導を促す羽衣のような形状にデザインされている。
トヨタ初採用の「ステアリングバイワイヤシステム」も設定
さらに、撮影車両は従来の丸いステアリングホイールを備えるが、これとは別にトヨタ初採用となるステアリングホイールと車軸の間にメカニカルな結合がなく、ステアリングの回転角を電気信号でタイヤに伝える「ステアリングバイワイヤシステム」も一部モデルで設定。異形ステアリングホイールを組み合わせた「ワンモーショングリップ」が採用されている。
機械的な制約を受けないため、ステアリングの回転角を持ち替え不要な約±150°に設定。何度もハンドルを回転させることなく従来のクルマと同様に操作が可能で、Uターンや車庫入れ、ワインディングロード走行時などでステアリング特性の変更ができ、ドライバーの負荷を低減する。
ここまで新型bZ4Xの内外装を紹介してきたが、特に細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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