トヨタ 6代目クラウンマジェスタ[2013年フルモデルチェンジ]試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)
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- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
造り込みは丁寧でクラウンらしいが、クラウンロイヤル&クラウンアスリートを含め、エアコンまで液晶パネルになるのはどうなのか。例えばレクサスでは、スイッチを押した時の感触も含め、統一された質感の演出に苦労している。ペチッと触るだけだと高級感の演出ができず、慣れても手探りの操作は難しい。私の場合は脂性のためか、触ると指紋が付いた(下品な話ですみません)。
前席の中央に装着されるアームレストも大きい。これもクラウンロイヤル&クラウンアスリートと同サイズだが、体格が大柄なドライバーだと、操舵角度が大きくなる時に左肘が干渉しそう。開発者に尋ねると「アームレストに寄り掛かりながら運転するお客様も多いので…」と本音を漏らした。
基本的な話をすれば、ステアリングホイールを時計に見立てると、10時10分の位置で握るのが好ましい。となれば両脇が自然に引き締まり、大きなアームレストは必要ない。このような点まで含めて「クラウンらしさ」もさまざまだ。
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