スズキ スイフト RS 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
5速MT仕様で、楽しささらに倍増!
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RSは特別仕様車でありながら、バリエーションの充実を図って長く売る価値のあるクルマだと思う。
このように感じさせる理由は、スイフトの素性の良さを実感できる運転感覚。ショックアブソーバーの減衰力を高めに設定し、タイヤも変更したことで、ノーマル仕様のスイフトに比べるとコーナーリング時に車両の向きが変わりやすい。だからといって過敏な印象はなく、切れ味を適度に向上させている。
アクセル操作に基づく荷重移動の仕方によっては、コーナーで後輪を少し横滑りさせることも可能。ドライバーのコントロール領域を拡大させている。峠道では旋回軌跡の拡大が抑えられ、気分良く走ることができた。
ただし、この特性により、危険回避時にも後輪の横滑りを許す可能性がある。挙動の変化が穏やかだから対処はしやすいが、ノーマル仕様に比べるとコーナーリング時の速度が高まることもあり、やはり横滑り防止装置は装着して欲しい。
エンジンに変更はなく、1.2リッターで最高出力が91馬力(6000回転)、最大トルクが12.0kg-m(4800回転)になる。無段変速ATのCVTも選べるが、試乗車は5速MT仕様。後者のバランスはとても良い。
スイフトのエンジンは、最大トルクを4800回転で発揮する設定からも分かるとおり、コンパクトカーとしては高回転指向。4500回転を超えた領域で、車速の上昇が活発になる。CVTではこの特性を生かし切れないが、5速MTであれば運転の楽しさを盛り上げる。
シフトレバーが動く範囲も適度で、素早く操作しても不満はない。日本の曲がりくねった峠道でも、高回転域まで回し、性能をフルに引き出すことができる。これは小排気量のスポーティモデルが持つ醍醐味だ。
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