スズキの修会長が燃費計測不正で全面的に謝罪!しかし猛省すべきは国交省では?(1/2)

スズキの修会長が燃費計測不正で全面的に謝罪!しかし猛省すべきは国交省では?
国交省で会見するスズキの鈴木修会長 国交省で会見するスズキの鈴木修会長 国交省で会見するスズキの鈴木修会長 国交省で会見するスズキの鈴木修会長 画像ギャラリーはこちら

正しいのはスズキ!?国交省も猛省すべき!

スズキの燃費計測法令違反についての記者会見が行われた。内容を聞いていて「なるほど!」と思ったのは、国交省が定めた走行抵抗測定方法の古さである。正しいのはスズキかもしれない。

もっと言えば、国交省は今回の件で猛省し、メーカーいじめのような走行抵抗の計測方法を改めるべきだ。以下、説明しよう。

技術の進んだ国と同じ方法を使った

国交省で会見するスズキの鈴木俊宏社長国交省で会見するスズキの本田治副社長

スズキが法令違反を始めたのは2010年だったという。きっかけは欧州の燃費計測方法にある。この時点で欧州の走行抵抗値は、風洞やタイヤの転がり抵抗など別個に計った数値を積み上げることが認められていた。

そもそも実車を走らせて走行抵抗を計ろうとしても正確と言いがたい。ホンの少しの横風を受けるだけで空気抵抗は大きく変わるからだ。

空気抵抗は風洞の方が正確だし、タイヤの転がり抵抗だって厳密に計れる。考えて欲しい。

病院が手術で使う機具を消毒する場合、今まで「5分洗い、10分煮沸する」。けれど洗い方による差が出るし、煮沸しても細菌ゼロという補償もない。技術が進んだ国は「精度の高い洗浄&煮沸装置を使い、しかも最後に細菌の検査まで行う」方法を考えた。

その方法を見た人が「素晴らしい!我が国でもこの方法を取り入れよう!」と考え、自分の国に戻って始めた。しかし!その国では「5分洗い、10分煮沸する」という方法でないと法令違反になってしまう。

ということを認識しつつ「正しい方が良い」と信じていたため、技術の進んだ国と同じ方法を使った。当然ながら悪いとなんか思わない。

記者会見を聞いていて「そうでしょうね」と納得する点も多い。

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産リーフとトヨタ・プリウス、ホンダ・インサイト。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイト(http://kunisawa.net/)を運営中。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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