新車販売価格47万円!衝撃の価格で大ヒットした初代スズキ アルト【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
1979年、スズキ 初代アルトは、軽自動車平均価格65万円の時代、スズキ フロンテ廉価版グレードよりも10万円ほど安い、47万円という驚きの低価格で登場。無駄を省いた装備や徹底的なコストダウン、さらに、当時非課税だった商用車登録にすることで、47万円というロープライスを実現した。
「あると便利なクルマ」を目指して開発された
「あると便利なクルマ」をコンセプトとして開発されたスズキ 初代 アルトは、3ドアハッチバックの商用登録車として登場し、シンプルな作りが特徴だ。
スズキ フロンテと同様の前輪駆動メカニズムを流用し、直列3気筒 550cc 2ストロークエンジンを搭載。リアサスペンションにリーフリジッドサスペンションを装着、ウィンドウウォッシャーは手動ポンプ式、左ドアの鍵穴を省略するなど徹底したコストダウンが行われている。
オプションの数は57品!必要なもの以外をオプションにして低価格を実現
デビュー当初のグレード展開はモノグレードで、ラジオやシガーライターまでもがオプション設定。操作関係以外の装備をオプションとし、移動手段のクルマとして割りきったパッケージングにすることで、47万円という驚くべき価格を実現したのだ。
また、スズキ 初代 アルトが自動車業界で初めて全国統一価格としたことも大きなトピックといえるだろう。
テレビCMなどで「アルト 47万円」と大々的に宣伝をすると、反響が大きく月間販売台数目標5000台の3倍以上となる約1万8000台の販売を記録。バックオーダーを抱えるほどの人気モデルになった。
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