スバル レガシィアウトバック グレード比較(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:富士重工業株式会社
スバル レガシィアウトバック グレード比較 2.5i/2.5i Lパッケージ
レガシィの中でもアウトバックはやや特殊な存在だ。古くはグランドワゴン、そしてランカスターなどと呼ばれてきたモデルで、ステーションワゴンに由来するSUVという独自の地位を築いてきた。
B4やツーリングワゴンに比べるとボディサイズがさらに大きい。
全幅は1,820mmに達していて全高も1,605mmあるので、タワーパーキングなどの立体駐車場には入庫できないケースが多くなるなど、日本での乗用には一定の制約があることを理解しておく必要がある。
最小回転半径は5.5mでB4やツーリングワゴンと変わらないが、全幅が広い分だけ狭い駐車場では神経を使うことになる。
アウトバックのベーシックシリーズは2.5i系となり、2.5iと2.5i Lパッケージの2グレードが設定されている。
B4やツーリングワゴンにあったSパッケージの設定はない。
高めの最低地上高を確保したアウトバックは、スポーティな走りよりも悪路走破性などを重視したグレードであるためだ。
ツーリングワゴンとの価格差は30万~35万円に設定されている。これはボディ代のほか、アウトバックでは装備や仕様がやや充実しているためだ。
ただ、ベースとなる2.5iの装備や仕様はB4やツーリングワゴンと同様にやや貧弱なものになる。
HIDヘッドランプやキーレスアクセス&プッシュスタート、イモビライザー、SRSサイド&カーテンエアバッグなどがオプション設定となる点などはほかのボディと共通だ。
Lパッケージになると、これらの快適な機能が標準装備となるのに加えて、フルオートエアコンの左右独立温度調節機能が付き、シートは運転席が10ウェイパワーシートで助手席が8ウェイパワーシートになるなどの快適装備も付く。
ほかにオプション選択の自由度にも違いが出る。価格差は30万円近くになるが、選ぶならLパッケージだろう。
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