スバルが2017年登場予定の新型XVをSUBARU電動化戦略の筆頭に│最新情報(1/2)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:富士重工業
スバル 新型XV最新情報公開
2017年1月23日、">新型XVのティザーサイトが公開され、外装デザインのシルエットが明らかとなった。
新型インプレッサに続き、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用する予定の新型XVは、2017年3月7日から開催されるジュネーブ国際モーターショーで世界初公開される。
また、2017年3月8日には国内仕様(プロトタイプ)の情報が公開される予定。いまだ判明しているのは外装デザインのシルエットのみではあるが、2017年3月9日から国内先行予約が開始されるとのこと。
【公式発表されているスケジュール】
◆3月7日 ジュネーブモーターショーで世界初公開
◆3月8日 国内仕様情報解禁
◆3月9日 国内先行予約開始
[2017年1月23日 編集部追記]
">*【最新情報】早くも日本仕様も公開!2017年3月9日、スバルが新型XVの先行予約を開始
▽SUBARU XV コンセプトムービー(2017年版)
▽SUBARU XV CONCEPT デザイン開発者インタビュー
発売1年前でも、さまざまな噂が飛ぶ
10月、好調な滑り出しを切ったスバルの新型インプレッサ。同車の発売を機に、本サイトを含めて多くのメディアがインプレッサ特集を組んだ。そのなかでは当然、来秋の発売が期待される、新型XVについても触れられている。
だが、各メディアの予想は様々あり、ユーザーにとっては「本当のところはどうなのか?」という疑問がつきまとう。
その疑問について、順に解き明かしていこう。
まず、外観だが、すでに明快な答えが出ており、疑問はほとんどない。量産車は、今年3月のスイス・ジュネーブモーターショーで世界初公開されたXVコンセプトに準拠する。近年のスバルの新車公開までの広報活動を振り返ると、発売2年以内に公開されたコンセプトモデルは、ほぼそのままの形で量産がかかっている。
XVコンセプトのボディ寸法は、全長×全幅×全高=4,520mm×1,920mm×1,570mm。現行モデルと比べると、全長で70mm増、全幅で140mm増、全高で20mm増とかなり大きい。一般的にコンセプトモデルは、展示の際のインパクトを狙って、ボリュームを若干“盛る”のは当然だ。だが、XVの母体であるインプレッサが今回のFMC(フルモデルチェンジ)で大柄化したことを踏まえると、XVもインプレッサに準じた大きさになることは間違いない。
ちなみに、新型インプレッサは旧型と比べて、全長で45mm増、全幅で35mm増、車高で10mm減となっている。また、当然ながら、XVコンセプトと新型インプレッサのホイールベースは2,670mmで共通だ。
また、インテリアについては、現行車におけるXVとインプレッサの部品共用性を考えると、新型XVでもこの流れを踏襲するはずだ。
最大の疑問は、ハイブリッドシステム
各メディアが、次期XVの不確定要素として挙げているのが、ハイブリッドシステムだ。
ベースモデルでは、インプレッサで行われた、エンジンとCVTの大幅改良した2.0リッターを搭載することは間違いない。また、1.6リッターについては、XV(米国名:クロストレック)の販売台数が世界で最も多い、アメリカ市場での燃費と商品性の在り方を考えると、搭載の可能性は極めて低い。
そして、ハイブリッドシステムだが、各メディアでは2つの可能性を併記している。ひとつは、3モーター式だ。前輪を1.6リッターDTIターボ+モーターで駆動し、後輪はドライブシャフトを介さず、左右後輪それぞれにモーターを組み込むプラグインハイブリッドだ。これは、2014年3月のジュネーブモーターショーで登場した、VISIV2 コンセプトで文書として公開されたものだ。
VISIVはその後、2015年10月の東京モーターショーでVISIV フューチャーコンセプトへと進化し、多くのメディアがこれを次期フォレスターと推測する。
だが、フォレスターは通常の5ドアSUVであり、VISIVはその派生車としてプラグインハイブリッドとリアスライドドアを持つ、フォレスターベースの派生車という可能性もあるはずだ。
もうひとつは、今冬に発売される新型トヨタ プリウスPHVと同じ、プラグインハイブリッドシステムを搭載するという予測だ。86では基本設計と生産をスバルが行うという、トヨタとの協業を行っている。
今後は、トヨタからのスバルへのパワートレインの供給が進み、その筆頭がスバルにとって開発コストがかさむ、ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車用ユニットであることは間違いない。
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