竹岡圭のモンゴルラリー参戦記 vol.1(1/3)

  • 筆者: 竹岡 圭
  • カメラマン:原田淳
竹岡圭のモンゴルラリー参戦記 vol.1
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竹岡圭のモンゴルラリー参戦記/1日目

人生初めてのラリーレイド(っていうか、ラリーもやったことないんですけど)が海外とは!しかしいきなり流れに乗ったとはいえ、大それたことをしたもんです。

こういう流れってホント不思議ですよね。無謀にもほどがあると思いながら、最後まで準備不足と戦いながらなんとか日本を発ち、車検(レギュレーションチェック)を無事通過し、いよいよ今日から9日間に及ぶ旅が始まります~♪

期待に胸を膨らませながらも「いきなり全開で行っちゃダメだからね!最初は5~6割程度の走行で、様子をみなさいよ!」と、日本でさんざん受けたアドバイスを守り、いざスタート!

最初のうちはまぁ順調・・・のはずが!!

とりあえずは順調です。でも二人とも初めてのラリーレイドですから、当たり前ですけど慣れるまでが大変で・・・予想通りのミスコース。だってコマ図片手にGPSを持って、トリップメーターをクリアにして・・・って、手は二つしかないというのに本当に難しいんですよ。

ここかな?いやこの先かな?なんていつも使ってるナビが付いていたとしても迷いそうな道ばかり・・・。本コースに戻っては、またミスコースなんて感じで走っていたら、この大会最初のパンクに見舞われてしまいました。

しかし、そこは予備タイヤを搭載しているので落ち着いて、タイヤ交換して復帰。実はタイヤ交換はさんざん講習でやっているので手順はバッチリなんです!

でも、16インチタイヤは私が交換できるギリギリの大きさ。これ以上大きくなると、鍛えている私でも重さに負けてしまって、手助けがないと厳しくなってきてしまったりして・・・。

とまぁ、大体10~15分くらいで無事交換が終了し、コースに復帰したものの、この後また道に迷ってしまったんですよ・・・。モンゴルの日没は21時頃なんですが、とうとう暗くなってしまいました。言うまでもなく街灯もない本当に真っ暗なところなので、道の跡(ピストと言います)がまったく見えません。

どんどん深みにはまり、迷いに迷っているうちに・・・、残りあとビバーク(野営地:ポイント)まで約50kmと思われる地点で「ズボッ」右前輪が穴というか石にはまってしまいました!

徐行していたところだったので、クルマはなんともなさそうですが、これはジャッキアップして脱出しなきゃムリ!そんな時にお次はエンジンが突然ダウンしたんですっ!

夜になって追加のフォグランプを灯し、ゆっくり走っているうちにエンジンの回転数が足りなかったため、とうとうバッテリー上がり、動けなくなってしまいました。こういう原因でバッテリー上がりを起こすことがあるとは予想外でした。

エンジンが掛からないとなるとどうしようもないので、ギリギリ圏内だった衛星電話を使い、大会本部に連絡をして所在地を知らせることに・・・。

結局朝6時にビバークに帰還。初日から徹夜するハメになりました・・・。

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竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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