竹岡圭のモンゴルラリー参戦記 vol.1(1/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
しかし、そこは予備タイヤを搭載しているので落ち着いて、タイヤ交換して復帰。実はタイヤ交換はさんざん講習でやっているので手順はバッチリなんです!
でも、16インチタイヤは私が交換できるギリギリの大きさ。これ以上大きくなると、鍛えている私でも重さに負けてしまって、手助けがないと厳しくなってきてしまったりして・・・。
とまぁ、大体10~15分くらいで無事交換が終了し、コースに復帰したものの、この後また道に迷ってしまったんですよ・・・。モンゴルの日没は21時頃なんですが、とうとう暗くなってしまいました。言うまでもなく街灯もない本当に真っ暗なところなので、道の跡(ピストと言います)がまったく見えません。
どんどん深みにはまり、迷いに迷っているうちに・・・、残りあとビバーク(野営地:ポイント)まで約50kmと思われる地点で「ズボッ」右前輪が穴というか石にはまってしまいました!
徐行していたところだったので、クルマはなんともなさそうですが、これはジャッキアップして脱出しなきゃムリ!そんな時にお次はエンジンが突然ダウンしたんですっ!
夜になって追加のフォグランプを灯し、ゆっくり走っているうちにエンジンの回転数が足りなかったため、とうとうバッテリー上がり、動けなくなってしまいました。こういう原因でバッテリー上がりを起こすことがあるとは予想外でした。
エンジンが掛からないとなるとどうしようもないので、ギリギリ圏内だった衛星電話を使い、大会本部に連絡をして所在地を知らせることに・・・。
結局朝6時にビバークに帰還。初日から徹夜するハメになりました・・・。
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