2011年11月度販売ランキング/松下宏(2/2)

2011年11月度販売ランキング/松下宏
スズキ アルトエコ ホンダ フリードハイブリッド ホンダ フリードスパイクハイブリッド トヨタ シエンタ トヨタ ヴェルファイア 画像ギャラリーはこちら

11位~20位:3タイプのクルマが混戦模様

※()内は(販売台数 [前年対比])

11位:ホンダ フリード(6,367 [98.9%])/12位:ホンダ ステップワゴン(5,586 [138.2%])

13位:日産 モコ(5,584 [175.1%])/14位:トヨタ エスティマ(5,419 [182.0%])

15位:スズキ パレット(5,076 [99.6%])/16位:ホンダ ライフ(4,865 [122.8%])

17位:トヨタ ラクティス(4,579 [217.2%])/18位:日産 ルークス(4,294 [125.4%])

19位:トヨタ パッソ(4,095 [84.5%])/20位:マツダ デミオ(4,083 [175.7%])

11位から20位までの車種を見ると、ミニバン系のクルマが3車種、軽自動車が4車種、コンパクトカーが3車種といった具合で、まさに混戦模様だ。

ホンダ フリードスパイクハイブリッド

ミニバンはマイナーチェンジによりハイブリッド車が追加された「ホンダ フリード」が11位に、さらに「ホンダ ステップワゴン」が500台ほどの差で続いて12位に入った。

さらに14位には「トヨタ エスティマ」が入っているが、これは前年に比べて82%もの大幅な増加。やや意外な結果とも言える。

軽自動車は「日産 モコ」「ホンダ ライフ」「スズキ パレット」「日産 ルークス」の4車種。

13位のモコと18位のルークスが日産車で、15位のパレットがスズキ、16位のライフがホンダだが、ライフ以外はスズキが生産する軽自動車だ。

コンパクトカーは17位「トヨタ ラクティス」、19位「トヨタ パッソ」、20位「マツダ デミオ」の3車種。

ラクティスは前年がフルモデルチェンジの端境期だったため、2倍以上の売れ行きになった。またデミオも75%増と大きく伸ばしたものの、台数は4,000台レベルにとどまっている。

21位~30位:「ダイス」で復活したシエンタが大幅増

※()内は(販売台数 [前年対比])

21位:トヨタ クラウン(3,856 [175.4%])/22位:日産 ノート(3,755 [97.8%])

23位:トヨタ ヴォクシー(3,636 [89.9%])/24位:トヨタ ウィッシュ(3,565 [95.6%])

25位:トヨタ シエンタ(3,392 [385.9%])/26位:日産 ジューク(3,124 [82.4%])

27位:日産 マーチ(3,074 [72.3%])/28位:スズキ ソリオ(2,921 [--])

29位:日産 キューブ(2,764 [81.1%])/30位:トヨタ ノア(2,749 [85.6%])

トヨタ シエンタ

21位以下の車種で目立つのは、一時絶版状態になっていながら、先にマイナーチェンジを受けて復活した「トヨタ シエンタ」。

前年に比べて4倍に近い台数を販売して25位に入った。ダイスの追加などがあったものの、モデルサイクルが長期化する中でこれだけ売れ行きは大したものだ。パッソセッテではカバーしきれないユーザー層がいるようだ。

31位~44位:ヴェルファイア・アルファードが苦戦

※()内は(販売台数 [前年対比])

31位:スズキ スイフト(2,655 [82.3%])/32位:三菱 ekワゴン(2,337 [78.7%])

33位:スズキ MRワゴン(2,150 [349.0%])/34位:スバル ステラ(2,119 [128.3%])

35位:日産 ティーダ(2,117 [102.2%])/36位:トヨタ ピクシス(2,059 [--])

37位:トヨタ アイシス(2,052 [150.9%])/38位:日産 エクストレイル(2,025 [118.8%])

39位:トヨタ マークX(2,014 [97.9%])/40位:マツダ アクセラ(1,896 [189.0%])

41位:日産 エルグランド(1,864[93.9%])/42位:トヨタ ヴェルファイア(1,799[33.4%])

43位:スズキ エブリイワゴン(1,721[127.5%])/44位:トヨタ ヴァンガード(1,699[68.6%])

モデルサイクルの長期化という点では、37位の「トヨタ アイシス」が前年より1.5倍の売れ行きを示した。大きな材料があるわけではないが、まだまだ需要はありそうだ。

伸び率で見ると「スズキ MRワゴン」が約3.5倍の売れ行きで大幅増となったのが注目される。前年がフルモデルチェンジ前で台数を落としていたためだ。

トヨタ ヴェルファイア

逆に大幅なマイナスになったのは「トヨタ ヴェルファイア」。

前年の3分の1にまで落ち込んだ。これはマイナーチェンジの関係で売れるクルマがなくなったためだろう。アルファードは44位まで作成したランキングの圏外に去っている。

このほか、トヨタで販売するダイハツ製の軽自動車「ピクシス」が2,000台を越える販売台数を確保して36位に入った。

特に積極的な売り方はしていないようだが、まずまずの売れ行きと見ていいだろう。

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松下 宏
筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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