2011年9月度販売ランキング/松下宏(1/3)
- 筆者: 松下 宏
9月のマイナスは小幅に、いよいよ底打ちか
2011年9月の新車販売台数は462,191台で、前年同月に比べて2.1%の減少だった。
登録車はわずかながらプラスに転じたが、軽自動車のマイナスが続いたため、トータルではマイナスに終わった。
ただ、マイナス幅はごくわずかな幅でしかなく、東日本大震災によるマイナスは底打ちし、回復に向かっているような印象を受ける。
部品の供給難による生産の停滞も解消しており、10月以降は伸びに転じるものと期待されている。
昨年は、9月半ばでエコカー補助金が予算消化によって打ち切られているので、10月以降の前年対比は伸びを示しやすい状況にある。
一方、9月の輸入車について、日本メーカー車を含めた輸入車新規登録台数の合計は、33,980台で前年同月に対し13.3%増加した。
海外メーカー車の輸入車新規登録台数は26,200台で、前年同月に対して19.8%の増加となった。
日本メーカーの輸入車は、乗用車は日産のマーチやトヨタのアベンシス、スズキのスプラッシュなど、トヨタは商用車のタウンエース/ライトエースもある。
海外メーカーはフォルクスワーゲンが日産を超える6,444台を登録して、フォルクスワーゲンの9月としては過去最高となり、同様にアウディも2,783台を登録して9月としてやはり過去最高、ボルボも9月までの時点で昨年の年間台数を上回るなど、各社好調な数値を示している。
プリウスが記録的な販売台数を達成
※()内の数値は販売台数
1位:プリウス(33,197)/2位:フィット(27,980)
3位:ワゴンR(16,244)
トップ3のランキングは9月も変わらなかった。
プリウスαが加わった「トヨタ プリウス」は「33,197台」と、3万台を超える記録的な販売台数を達成して首位をキープ。1車種の販売台数が月に3万台を超えたことは近年にはなく、トヨタの全ディーラーで販売しているとはいえ、とてつもない数字になった。
トヨタ全体としては9月は「135,418台」だったので、なんと4台に1台がプリウスという一本被りの売れ行きになっている。
2位の「ホンダ フィット」も凄い。
フィットシャトルが加わったことで「27,980台」を記録し、生産や販売が復調したことを示している。ホンダの9月は軽自動車を合わせても55,403台だったから、こちらも売れたホンダ車の半分以上がフィットであり、プリウスよりも顕著な一本被りとなった。
3位の「スズキ ワゴンR」も16,244台だから、比較的良く売れたといえるが、それでもプリウスの半分以下、フィットとは1万台以上も少ない台数にとどまった。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。