2019年 GWに食べたい! 高速道路SA・PAの一押しグルメを紹介|ネクスコ東日本 新メニューコンテストへ潜入(2/7)
- 筆者: 中込 健太郎
- カメラマン:ネクスコ東日本
審査はキッチンからすでに始まっている!? 採点基準はテーマとの整合性・外観・味
大会開会のセレモニーが終わると、場所はキッチンへと移り、調理している様子から審査がスタートした。その後、完成した料理の試食に移る。試食前には各メニューのプレゼンテーションの時間が3分設けられており、それぞれのメニューのアピールポイント、苦労したエピソードなどが審査委員に対して紹介されていた。
審査委員の試食審査に続いて、我々メディアや、関係者にも料理が振舞われた。各々の魅力は別項で紹介するが、どれも食べ応え十分。そして、素材の魅力を存分に引き出された場所だからこそ味わえるご馳走として、圧倒されてしまうほどのメッセージ性を感じさせる料理になっていた。
決勝大会ノミネート作品:栃木ブロック 東北自動車道 上河内サービスエリア 上り線「美味しい栃木の花畑 福の咲くごちそうプレート」
■価格:1200円
地元栃木産の和牛「匠」のモモ肉、「霧降高原牛」のサーロイン、「那須野が原牛」のリブロース。握りずし三昧で和牛が楽しめるというのが、このメニューのハイライトと言えるだろう。
お好みに合わせて、栃木産の梨「にっこり」を使用した万能ダレ、唐辛子「栃木三鷹」のニラ肉みそ、日光のたまり醤油・ワサビという三種のたれで食べることができるのもウレシイ。
「にっこり」の甘くさわやかな風味は、脂の乗った和牛との相性は抜群だ。和牛本来の甘みと、栃木三鷹のニラ肉みそが良いコントラストを見せている。
また味噌との絶妙なコンビネーションも楽しめるほか、旨味と同時にやってくる存在感のある辛味がとても癖になる。無論、このような最高の和牛ならば、ワサビとたまり醤油というオーソドックスな組み合わせも、「結局これが良い」となる人も多いはず。
いっこく野州どりの巻きずしは、鶏そぼろとザーサイで作られたご飯を薄焼き卵で巻いたもの。こちらは味だけでなく、食感でもアクセントを楽しめる一品となっている。
そして香鶏の胸肉と宇都宮のシイタケが入ったスープごはんに思わずホッとする。大谷の生ハムと併せて、新鮮野菜が飾り包丁で盛り付けられる花畑盛り。実はこのメニューを実現するために職員の皆さんが一番苦労したのが、この飾り包丁なのだそうだ。
寿司にスープごはんと、ボリュームもある程度出しつつも、700キロカロリー以内に収めて、地元栃木の肉三昧ができるこのメニュー。見た目の華やかさも含めて、老若男女問わず、楽しめる一皿ではないだろうか。
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