平井理央アナもびっくり!ダンロップ全国タイヤ安全点検でタイヤチェックの重要性を再確認

世界で初めて空気入りタイヤを実用化したダンロップ

空気によってソフトな乗り心地や低騒音を実現するタイヤ。

その空気が入ったタイヤを始めて発明したのがアイルランドの獣医だったJ.B.ダンロップ。

1888年、息子から自転車を速くしてほしいと頼まれたことがきっかけでした。

この年空気入りタイヤに関する特許状を得たことから、翌年には早くもダブリンに「The Pneumatic Tyre and Booth’s Cycle Agency, Ltd.」を設立。自転車用タイヤの製造からクルマ用タイヤの製造に移行する中で1905年に世界初の横溝入りタイヤを発売、1922年にはタイヤが外れにくいようにリムをつけたワイドタイヤを発表するなど、現在に通じるタイヤ技術の基礎を多く発明してきました。

日本への進出は1909年と早く、当初は自転車と人力車に向けたタイヤを製造。

これは日本初の近代的なゴム工場の操業開始でもありました。

なおダンロップタイヤの綴りが「TIRE」ではなく「TYRE」なのは英国英語によるものです。

発祥がわかって興味深いですよね。

ダンロップでは「Y」を「『あなた基準』のものづくり」の“you”と捉えている、という福山雅治さん出演のCMが思い出されます。

20回開催を達成!ダンロップの「全国タイヤ安全点検活動」

ダンロップは2008年から毎年4月8日(タイヤの日)前後と同社の創業月に当たる10月の年2回、全国47都道府県・47会場で「全国タイヤ安全点検活動」を実施しており、これまでの19回で累計9万1千台以上のタイヤをチェックしてきました。

全国タイヤ安全点検活動では、タイヤの空気圧や溝のチェック、傷やひび割れが無いかなどをタイヤのプロであるダンロップのスタッフが無料で点検すると同時に、タイヤが「命を乗せる重要なアイテム」である、という啓発活動も行なっています。

そして2018年10月6日(土)開催で20回目を迎える今回の全国タイヤ安全点検活動では、累計点検台数100,000台を目指しています。

そこで、全国タイヤ安全点検活動の様子を拝見すべく、埼玉会場となる埼玉県杉戸町にある道の駅「まちの駅・道の駅アグリパークゆめすぎと」に行ってまいりました。

3割のクルマにタイヤトラブル!? タイヤ点検の重要性

この記事を読まれている中には「タイヤチェックはいつもしてます!大丈夫!」という方のほか、「そういえば空気圧なんて全然見てないな」「タイヤの溝ってどのくらい残っていたかしら」「タイヤの点検って必要なんだ!」「タイヤってそんなに大事なの?」などなど、いろいろな方がいるかと思います。

また、タイヤ点検の重要性は知っていても、いざ点検となった時「ほんとのとこ、タイヤのどこまで何を見ればいいのかな」となることがあるかも。

筆者もそんな一人でした。

2018年4月に行われた全国タイヤ安全点検活動では、なんと37.2%のクルマに空気圧不足、溝の残り量不足、劣化といった「タイヤの整備不良」が認められたとのこと。

そのうち空気圧の過不足は27.8%を占めているそうです。

昨今のクルマはトラブルもほとんど起きなくなったことから、クルマの構造や状態への関心が低くなって「クルマの日常点検」を行う方も以前に比べれば減っていると思います。

約3割のタイヤに不具合が見つかるということは、クルマの点検項目の一つであるタイヤの点検もあまり行われていないことを示す結果と言えそうです。

この日登壇したダンロップの執行役員でタイヤ国内リプレイス営業本部長の増田栄一氏は「最近はガソリンスタンドがセルフ化していることなどもあって点検をする機会が減っています。それも関係しているのかタイヤの不良が増えています。

このことについてわれわれも受け止め、少しでも多くのドライバーの安全、安心を送り届けるためにこの活動を継続して参ります」と述べました。

平井理央アナもタイヤ点検を体験!

今回の開催は節目となる20回目ということもあり、会場となった「まちの駅・道の駅アグリパークゆめすぎと」には元フジテレビアナウンサーで現在フリーアナウンサーやタレントとして活躍する平井理央さんが来場。

ダンロップのスタッフから新品のタイヤの溝が7〜8ミリほどあること、溝の果たす役割、溝の少なくなったタイヤの危険性、スリップサイン、ヒビの入ったタイヤの断片見本を活用したタイヤの状態などタイヤに関する様々なレクチャーを受けたのち、タイヤの溝を測るディプスゲージの使い方や、ドアを開けると確認できる空気圧指定数値のチェック方法などを体験。

平井さんは普段からクルマの運転はしていてもタイヤを点検する意識は少なかったとのことで、タイヤの不備が約3割もあることにも驚いていました。

ワタシのクルマもチェックしてもらいました

それでは実際にどんな風にタイヤチェックを行うのか、筆者もマイカーのタイヤを点検してもらうことにしました!当日は好天の土曜とあって駐車場はクルマでいっぱい。

ダンロップのスタッフが2名1チームで駐車場を巡回して、オーナーに「タイヤ点検はいかがですか?」と聞いて回り、OKを出したオーナーのクルマのタイヤを1本1本ていねいにチェックしていきます。

かかる時間は1台あたり約5分ほどです。

点検項目は「残溝」「外傷」「異物挟み」「偏摩耗」「空気圧」「状態」で、スタッフが安全点検チェックシートにタイヤ1本ずつの状態を記載してくれます。

タイヤは2012年製でしたが保管状態がとても良く溝もたっぷりあり、まだまだ使用できるというお墨付きを頂きました。

プロに「まだ使えます」と教えてもらって安心感もアップ。嬉しいですね。

なおスタッフによるとタイヤの状態を左右するのは太陽光によることもあるそうで、例えば片側だけ西日を浴び続けているタイヤは反対側に比べて劣化が早い場合もあると教えてくれました。

そうそう、あと筆者のクルマのタイヤは状態が良いながらも空気圧がちょっと高めだったらしく、適正値にしていただいたところ帰路では跳ねるような乗り心地が消えていました。

筆者も日頃からタイヤ点検に今まで以上に意識を持ちたいと思いました。

ちなみに点検を受けるとティッシュなどの記念品も頂けます。真夏を思わせる暑い中で点検をしていただきありがとうございました!

月イチ点検を心がけタイヤとちゃんと向き合おう

いかがだったでしょうか。筆者も改めてタイヤ点検の重要性を再確認する機会となりました。

会場のダンロップスタッフに「どのくらいの頻度で点検すればいいのか」「タイヤの点検はどこにお願いすればいいのか」とお伺いしたところ、一ヶ月に一度、修理工場やガソリンスタンド、タイヤショップなどプロによる点検を推奨されました。

また、空気圧もクルマに記載されている指定圧が良いとのことです。

タイヤの点検の重要性に興味が出たので、次回、春のイベントが気になる!という方はダンロップのホームページなどで開催のアナウンスをチェックしてみては。あ、でもそれまでの間、タイヤの点検は是非是非毎月実施してくださいね!

なお、ダンロップのホームページではタイヤの点検に関するページや空気圧チェックの特設ページを設けるなど、定期的なタイヤの点検や空気圧の重要性の啓発活動を展開中です。自社のタイヤを売るだけではなく、クルマに乗っている全ての人々のことを思うダンロップに今後も注目です。

>>タイヤの点検に関するページはコレ

>>空気圧チェックの特設ページはコレ

< Photo & Text : 遠藤 イヅル >

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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