金子浩久・小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編(1/2)

金子浩久・小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編
ポルシェ911ターボ メルセデスベンツ Eクラスクーペ ヒュンダイ ジェネシス 金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 左:金子浩久 右:小沢コージ 金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 左:金子浩久 右:小沢コージ 金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 金子浩久 金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 小沢コージ 金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 小沢コージ 金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 金子浩久 金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 左:金子浩久 右:小沢コージ フォルクスワーゲン POLO 画像ギャラリーはこちら

ますます出島化する輸入車市場

金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 金子浩久
ヒュンダイ ジェネシス金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 小沢コージ

小沢一方輸入車ですけど・・・。

金子相変わらず日本車みたいなエコ偏重主義はないね。というか、日本に入ってくる輸入車は限られてるからさ。一部偏った高級車しか入って来ないから、世界の本当の姿や事情が見えないとも言える。要は長崎の“出島”なんだよ。江戸時代にあった日本ならではの特殊で狭い市場。

小沢鎖国しつつある日本の面目躍如・・・っていうか問題点の塊。その象徴が、ヒュンダイの撤退かもしれませんよね。

金子日本市場からの撤退ね。

小沢北米で売り上げを伸ばし、去年はヒュンダイ・ジェネシスでカー・オブ・ザ・イヤーを取ったほどなのに、日本は逆にシャットアウト。

金子最近ヨーロッパでもヒュンダイは良く見かけるし、日本を見てても世界のクルマ事情、経済状況は全く見えてこない。

小沢日本はエコカーっていえば、ハイブリッドのことですけど、北米じゃコンパクトカーってことだけでエコだし、ヨーロッパは小排気量のディーゼルターボ中心ですからね。それもVWポロの最新型ブルーモーションなんて実質100kmを4リッター以下で走行、つまりリッター25km以上はいくらしい。

金子その辺は政治や世相も関わってくるからな。ホント、日本もディーゼル蔑視を早いとこ止めないと大変なことになる。

小沢とはいえ、マイカーで年間1万キロ走れば御の字の国ですからね。ディーゼルの“走る安さ”は蔑視がなくなっても通じないかもしれませんよ。

金子日本は世界に冠たる神経質国家だから、メーカーも日本で通じれば世界で通じる!みたいなある種の登竜門として考えてるのかもしれない。

小沢ほとんど麻雀でいう「このハク通った!ラッキー」ってな状態ですね。

金子麻雀か・・・これまた若い人にはわかんない世界だろうなぁ。クルマ同様(苦笑)

宇宙戦艦ヤマト戦法をやめたジャガー

シボレー カマロ
ポルシェ パナメーラ金子浩久&小沢コージの2009下半期ベスト・バイ・カー 総論トーク 輸入車編 ジャーナリスト選定表

小沢で、実車ですけど、デザインでいうと俺は分かりやすくシボレー・カマロ!09年に出たクルマの中で「一番カッコ良かった」って印象が明確に残ってるし、他のジャーナリストの評価もズバ抜けて高い。乗っても予想外に良かったけど、やはり凄いのはデザイン。しかも、エクステリアだけでなくインテリアまで良かった。

金子俺、実は乗ってないんだよ、乗りたかったけど・・・。

小沢乗らなくても分かるところで言うと、一番凄いのは“似てないの似てる部分”で、ボディサイズにしろ、曲面の造形にしろ、実は初代と全然違うのに、全体として見るとデザイン的純度が高い。魂の系譜ぶりで言えば、ある意味、BMWミニやニュービートルも越えてると思った。

金子たださ、写真見た限りで申し訳ないけど、今さらって言うかちょっと後ろ向きすぎない?

小沢超不況のアメ車だけにご祝儀相場になってるのは事実ですが、アメ車ってやっぱカッコいいじゃないですか。“アメ車 is back”。クルマ好きにとっちゃそれだけで嬉しいって感じなんですよ。

金子リーマンショック以降、もしやアメ車は死ぬかも知れないって思われてたからね。でもマジな話、だったら俺はジャガーXJだな。あれは、実物を見て本当にカッコいいと思った。しかも、あれはカマロと違って未来的。過去に戻るどころか、二段階ぐらいいきなり未来に飛んでて逆にそれが不安ですらある(笑)

小沢確かにねぇ。

金子ジャガーってある意味、延々と疑似クラシック調でやってきたわけじゃない。カマロなんてもんじゃなく、ずっと後ろを振り返ってきたブランドだと思うのよ。80年代に60年代のデザインを作り、90年代にその80年代のデザインをリファインしていって、ずっと過去の遺産で食ってきた。

小沢いわゆる中身最新、外見古典の“宇宙戦艦ヤマト作戦”(笑)でもそれがほぼ伝統芸能化されて、評価されてきたわけじゃないですか。それこそ歌舞伎みたいに。

金子そうなんだけど、それもいよいよ限界。イッキに未来へ羽ばたいたわけで、これで初めて中身と外見が合ってきた。ジャガーにとっては革命的だよ。

小沢でもね。歌舞伎役者がいきなり月9ドラマに出たって・・・。

金子意外と成功するじゃない。松たか子とか(笑)

小沢あれは歌舞伎役者の娘で当人じゃないでしょ。やっぱり麻央ちゃんと結婚する海老蔵クラスが、果たしてドラマに出てきてキムタクや福山と張り合えるのかっていうと・・・。

金子大丈夫だって。ロン毛の海老蔵、カッコいいはずだよ。十分、顔濃いし(笑)

小沢超リスクですよ。

金子そこがいいんじゃない。空振りかホームランか。まさにサムライビジネス(笑)

小沢わかりました。ところで後、デザインでは松下さんのパナメーラってのが一票・・・。

金子理解不可能!(笑)

2009年下半期ベスト・バイ・カー 特集

1 2 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

小沢 コージ
筆者小沢 コージ

横浜市出身。バラエティ自動車ジャーナリスト。自動車メーカー、「NAVI」編集部員を経てフリーに。現在、雑誌やネットに多数連載。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる