ゼロスポーツ 中島社長インタビュー(1/3)

  • 筆者: マリオ 二等兵
  • カメラマン:オートックワン編集部
ゼロスポーツ 中島社長インタビュー
ゼロスポーツ 中島社長 ゼロスポーツ 中島社長 ゼロスポーツ 中島社長 ゼロスポーツ 中島社長 (左)マリオ二等兵/(右)ゼロスポーツ 中島社長 エレクシード エレクシード 走行イメージ エレクシード 走行イメージ ゼロ EV セラビュー ゼロ EV セラビューバン 画像ギャラリーはこちら

スバル車のカスタムパーツのトップブランドとして有名な、ゼロスポーツの中島社長殿をインタビューさせていただきました!

初代インプレッサに新車から16年乗り続けている二等兵にとって、ゼロスポーツは昔から憧れの存在!カスタムパーツのみならず、電気自動車の開発・販売においても実績を重ねられてきたことで、「自動車メーカー」としても注目度が急上昇中。

そんな、ゼロスポーツ 中島社長殿に電気自動車の現状とこれからについて語っていただきました!

ゼロスポーツ 中島社長インタビュー

マリオ:冷却系パーツやオイルなど、これまでゼロスポーツ製品には大変お世話になってきました。数あるカスタムブランドの中でも、とりわけゼロスポーツ製品はスバリストの琴線に触れるものが多いという印象があります!水平対向エンジン専用に開発されたエンジンオイルや、旧型スバル車の弱点をカバーしてくれるミッションオイルなど、スバリスト的にグッと来る製品は枚挙に暇ナシであります!

ゼロスポーツ 中島社長

中島社長:ありがとうございます。スバリストの皆様はクルマのフィーリング面に対する要求レベルが高く、効果が体感できる商品でないと受け入れていただけませんから、開発に妥協は許されません。

おかげ様で、今では全国のディーラーでスバルの純正品扱いを受けており、当社ブランドの存在は全スバル車オーナーの50%に認知されるようになりました。まさに、当社の製品はお客様の声に支えられている商品なのです。

マリオ:社長殿が、スバルのカスタムパーツ販売を開始されたきっかけは何だったのでしょうか?

中島社長:ビジネスモデルは、ドイツのルーフ社です。ルーフ社は、最初はポルシェのパーツメーカーでしたが、ポルシェ車に自社開発したパワートレーンを搭載し、ポルシェ車の最高速記録を出すなどして、全世界にロイヤルカスタマーを得るにいたりました。20年ほど前までの日本では、アフターパーツは「違法改造」のイメージが強く、自動車メーカーと相反するものと認識されていましたが、ルーフ社のように、自動車メーカーと協調路線であれば世の中に受け入れられると考えたのです。

そのクルマの本来の性能を引き出そうとする、自動車メーカーのサポーターとしての役割を担うことが狙いでした。スバルのファンとポルシェのファンはマジメで理系的な人が多いなど、共通点が多く、独自性の強いユーザーさんが多かったため、対象車はスバルひとつに絞っていくことにしたのです。

マリオ:たしかに、スバリストとポルシェファンには相通じるものがありますね。基本的にマジメで理系な人たち、わかります。そして、ゼロスポーツといえば電気自動車!今はエコカーブームが真っ盛りという感じですが、御社はかなり以前からスバルの軽自動車ベースの電気自動車を販売してきたというイメージがあります。

中島社長:電気自動車の開発は1998年からずっと継続してやっているので、すでに11年目になります。最初に販売したのは2000年。スバルのプレオをベースとした電気自動車で、これで最初の実績を作り、その後「EVフォーミュラ」という電気自動車のスポーツカーで、最高速度276.6km/hを記録しました。これはカスタムパーツメーカーとしての、我々の開発能力や技術力を世に問うために実施した走行テストでしたね。2001年にはスズキ、ダイハツ、スバルの3ブランドの軽トラックで実験車両を制作し、テストを始めました。

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筆者マリオ 二等兵
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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