原油価格、NY市場初値で1年半ぶりの高値!今年のガソリン価格動向は?(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
世界ガソリン価格の近未来指標が高値スタート
1月3日、世界のガソリン価格の近未来指標になるNYの先物市場で原油が1年半ぶりに高値を付けた。加えてトランプ次期大統領決定の直後から円安ドル高になっている。
ガソリン価格は原油価格で10%。為替レートの変動で10%値上がりする要因となったワケ。今年のガソリン価格の動向、どうなるだろう?
最初に確認しておきたいのが税金を抜いたガソリンの価格。我が国のガソリンには1リッターあたり53円80銭の諸税と、その税金に掛かる8%の消費税(税金に税金を掛けて世界からオタンコだと言われている税制です)によって販売価格の58円10銭は税金。さらにガソリンスタンドの利益など考えると、ガソリンの原価は45円くらいである。
したがって原油相場と為替レートの合計で20%値上がりしたら、販売価格は10円程度値上げされると考えていいだろう。つまり原油相場がバレル55ドルより高くならず、為替レートも同じであれば今より10円の値上がりと考えてよい。
ここまで読んで「これ以上の円安は考えにくいが原油価格は上がるかもしれない」と思うかもしれない。
確かに2年前なら原油産出国が協定結んで生産調整&値上げしたりする可能性もあった。けれど今はそういった心配をしなくて良い。
米から「LNGを買って欲しい」とリクエストを受けている日本
なぜか?アメリカから入ってくる液化天然ガス(LNG)の価格が安定しているからだ。
アメリカでは近年、大量のシェールガスが採れるようになっており、採算価格はバレルあたり50ドル程度らしい。
もし原油が55ドルという相場をキープするなら、シェールガスを輸入すればOK。2016年末にパナマ運河の航行限界は、おおよそ3倍になった。LNGを搭載した超大型タンカーも航行できる。
当然ながらアメリカから「LNGを買って欲しい」というリクエストを受けている我が国は、相当量の購入をすることになりそう。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。