ゴジラとマスタングでムジラ!?スープラ2JZを搭載したダットサン 260ZなどSEMAで出会ったフシギなクルマ達

ゴジラとマスタングでムジラ!?スープラ2JZを搭載したダットサン 260ZなどSEMAで出会ったフシギなクルマ達
MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)] 画像ギャラリーはこちら

日本のタイヤブランドであるトーヨータイヤは、アメリカの走り屋たちの間ではおなじみのホットなタイヤブランド。

例年、SEMA SHOWにも巨大な出展ブースを設置しており、今年は屋内、建物と建物の間の通路、屋外の3ヶ所で展開。3ヶ所合計で30台以上のカスタムカーが出展されていた。

トーヨータイヤといえば、他社に先駆け1966年にアメリカでの販売会社、Toyo Tire(U.S.A)Corp.を設立し、今年でアメリカ販売50年の歴史を持っている老舗ブランド。

トーヨータイヤのブース以外でも、SEMA SHOW全体における数百台のカスタムカーの多くがトーヨータイヤを装着しており、その装着率は年々高まっている。米国カスタム業界での認知度は恐ろしく高い日本ブランドなのである。

そのトーヨータイヤブースに出展されていた2台のユニークなカスタムカーを紹介しておこう。

マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)

MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)]
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1970年型フォードマスタングのボディと日産GT-Rのシャシーを合体してカスタムメイドされた、その名もMUZILLA(ムジラ)。MUSTANGのMUと、GOZILLAのZILLAでMUZILLAと命名されている。

え?でもなんで、GT-Rがゴジラなの?

はい。実はコレ、GT-Rのニックネームなのである。GT-Rが海外でゴジラと呼ばれるようになった経緯は、以下のことが理由。

・とにかく猛烈に速い日本のスポーツカー

・スーパーカー並かそれ以上の速さを発揮しながらも価格がリーズナブル

・チューニング次第で、どんどん進化してさらに爆発的な速さになる

MUZILLA(ムジラ)[マスタング(MUSTANG)+GT-R(GODZILLA)]

まあとにかく、モンスターな日本車という強烈なインパクトを与えてきたことで、アメリカ以外の国々でも大人気のスポーツカーとなったGT-R。

モンスター級の速さを誇りながらも、大人二人がゆったり乗れる後席があったりトランクが結構使える広さだったりと、日常的な使い勝手の良さも評価されてきた。そして、いつの間にか海外では日産スカイラインR32 GT-Rの時代からGODZILLAという愛称で呼ばれるようになったのである。

ちなみに、今回のSEMA SHOWにおいても多数のGT-Rが華々しくカスタマイズされて出展されていた。

MUZILLAは2010年型日産 R35 GT-Rのエンジン(VR38DETT )+シャシーにマスタングのボディをかぶせている。

とはいっても、マスタングはGTRのシャシーに合わせるためワイドボディ化され、ぐっと張り出したフェンダーの中にはトーヨータイヤのプレミアムブランドタイヤ、プロクセスR888(275/40R18)が収まっている。足回りはビルシュタイン製ダンパー+KW製スプリングを採用。

40年の開きはあるものの、日本とアメリカを代表する歴史的名車が合体して生まれたMUZILLAは、まさにカスタムカー界のシン・ゴジラといえるかも?

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スープラ2JZ GTEを搭載したダットサン 260Z

スープラ2JZ GTEを搭載したダットサン 260Z

往年の名車の合体カスタムといえばこちらも要注目の1台。見た目は1974年式ダットサン260Zなのだが、中身は全く異なった仕様になっている。

なんと!エンジンはトヨタ・スープラ用2JZ GTE型を搭載しているのだ。ベースとなる260Zは初代日産フェアレディZ(240Z)のアメリカ向けモデルで、240Zのエンジン排気量を200ccアップした仕様。アメリカで大成功を収めた車で、全米各地に今も熱心なオーナーズクラブが存在、多くのアメリカ人に愛されている日本車の一つである。

この260Zは、今年のSEMA2016において優秀なカスタムモデルを表彰するBattle of the Buildersにも選出されている。

一方、移植されたスープラ用の直列6気筒DOHCエンジン2JZ GTE型も、名機中の名機。製造中止となってすでに10年以上経過しているにも関わらず、いまだにトヨタ最強のエンジンといわれている。

その理由は、何よりも過酷なチューニングに耐えうる性能と強度を持っていること。とくにアメリカで根強い人気のあるドラッグレース(ゼロヨンレース)用エンジンとしても定評があり、チューニング次第では1000馬力はもちろん、2000馬力にまでパワーアップすることも可能。

今回出展された260Zに搭載された2JZも、APEXパフォーマンスのターボシステムを組み込んで最高出力は1000馬力を超えるモンスターマシンに変貌をとげている。

ボディは大幅にワイド化されており、エクステリアはフロントリップスポイラー、リアスポイラー含めて、フェアレディZのオリジナルボディパーツで定評のある丸源商会製のボディキットを装着。

美しくも迫力のあるシルエットに仕上げている。

[Photo:Hiroto.kato/Text:加藤久美子]

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加藤 久美子
筆者加藤 久美子

山口県下関市生まれ 自動車生活ジャーナリスト 大学時代は神奈川トヨタのディーラーで納車引き取りのバイトに明け暮れ、卒業後は日刊自動車新聞社に入社。出版局にて自動車年鑑、輸入車ガイドブック、整備戦略などの編集に携わる。95年よりフリー。2000年に第一子出産後、チャイルドシート指導員資格を取得し、チャイルドシートに関わる正しい情報を発信し続けている。 得意なテーマはオリジナリティのある自動車生活系全般で海外(とくにアメリカと中国)ネタも取材経験豊富。愛車は22年間&26万km超の916アルファスパイダー。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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