なぜ今欧州で「クロスオーバーSUV」がこんなに流行っているのか(1/2)
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- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史
日系クロスオーバーが続々と登場
2015年フランクフルトショーの会場を丸3日間くまなく歩いたその感想は「なんだ、クロスオ―バーだらけじゃないか」であった。
その代表例が“マツダ”だ。
「マツダ越(KOERU)は、ここ欧州、そしてグローバルに成長を続けるクロスオーバーSUV市場における、マツダの新たな挑戦です。その名が示すとおり、このコンセプトモデルは既存の概念・枠組みを越えることを意図しています」
ソウルレッドにイメージ統一されたマツダブースで、同社の小飼雅道社長が自信に満ちた表情で言い切った。
「CX-4」、または「CX-6」として量産の可能性がチラチラ見える「越(KOERU)」。デザイン本部チーフデザイナーの小泉巌氏は「デザインではポストモダニズム等の領域、ユーザーの世代ではデジタルネイティブ等を意識し、野生のバイタリティを進化させ、さらに品格を持たせた」とデザイン概念を主張した。
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