プジョー 308 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:原田淳
優雅なプロポーションと機能性あふれるインテリア
308の外観デザインはダイナミックさと洗練がテーマで、横から見たときの伸び伸びとしたラインが印象的。Aピラーが傾斜しすぎという印象も受けるが、ボンネットフードからAピラー、ルーフへと流れるようなラインで構成されており、優雅さが漂う。
正面から見るとワイド&ローのプロポーションが強調されたのが分かる。ボディの全幅が1820mmにまで拡大されたのと同時に、全高を307に比べて 15mm低い1515mmに抑えているので、数値的にも明確にワイド&ロー化されているのだ。この余裕たっぷりのサイズは、室内空間の拡大のほか、衝突安全のマージンへと振り分けられているのである。
フロント周りは大きく口を開けたグリルが印象的。これは207から始まったもので、今はプジョーのデザイン・アイデンティティとなっている。さらにボンネットフード上のライオンのエンブレムも大型化しているのだ。切れ長のヘッドライトやV字型のシェイプを描いたボンネットフードのラインも特徴のひとつで、このV字シェイプはインテリア周りを含めて随所に採用されている。
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