水素供給・利用技術研究組合・山梨文徳インタビュー(2/5)

水素供給・利用技術研究組合・山梨文徳インタビュー
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水素ステーションの普及を図る組織、HySUT

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インタビュー当日は、報道関係者限定の「東京・杉並水素ステーション見学会、FCV運転試乗会」が、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)によって開催されていた。そもそも、HySUTとは?

山梨文徳 燃料電池自動車(FCV=Fuel Cell Vehicle/筆者注)は、水素を燃料に走るので、水素充填所という社会基盤、インフラストラクチャーの構築が、併せて行われないと、そもそも普及はままならないわけです。これは、国家レベルでのエネルギー改革が必要な話でもあります。

そこで、エネルギー会社、産業ガス&機器メーカー、関連団体、そして自動車会社が一緒になって、水素ステーションをつくり、実証試験を通じて課題を解決し、将来につなげようという組織がHySUTです。いずれ、ビジネスが活況になってくれば、利害が生じる関係もあるでしょう。しかし、今は水素インフラとFCVの普及を目指すという一つの目標向け、皆で一緒にやっていこうということです。

燃料電池自動車に関しては、いくつかの組織があって、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)や、水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)など、いろいろな団体名が登場する。水素供給・利用技術研究組合(HySUT)は、いつはじまった組織なのか?

山梨文徳 2009年に、経済産業省の直轄予算で、杉並、成田、羽田に水素ステーションをつくり、実証実験をはじめたのが最初で、JHFCと併用で行われてきました。そのときには、自動車会社などは入っていません。2年後の2011年から組織が拡大し、JHFCの活動と合併して、JHFCが第3期として行うプロジェクトの実働部隊が、HySUTという位置づけになりました。

では、何をやっているのかと言うと、2011~13年までの3年間は、これまで通り水素ステーション普及のための技術構築や、法規制の改正へ向けた活動を行い、次の2年間は、2015年からの「一般ユーザーへの普及開始」に向け、残った技術課題の解決や、法規制改正に向けたデータ蓄積など、継続的な取り組みが必要です。また水素ステーションを増やしていくための社会受容性の向上など、社会実証が重要になってきます。詳細はいま検討しているところです。

水素供給・利用技術研究組合(HySUT)は、その名の通り、燃料電池自動車の利用に欠かせない水素ステーションの普及をはかる組織である。

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御堀 直嗣
筆者御堀 直嗣

1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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