水素供給・利用技術研究組合・山梨文徳インタビュー(1/5)
- 筆者: 御堀 直嗣
- カメラマン:佐藤靖彦
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燃料電池自動車(FCV)の歴史は案外古い。1966年にアメリカのゼネラルモーターズ(GM)が、Electrovan(エレクトロバン)を開発した。ある意味でそれは当然の成り行きであった。アメリカの宇宙開発において、宇宙船の電力供給に燃料電池が必要だったからだ。そして1994年、ドイツのダイムラー・ベンツ社が燃料電池自動車の積極的な開発に乗り出した。また日本のトヨタ、日産、ホンダも、相次いで燃料電池自動車の開発に取り組む。山梨文徳は、日産で1998年から燃料電池自動車開発に携わってきた。現在は、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)へ出向し、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)のシナリオによる2015年の「一般ユーザーへの普及開始」に向け、水素スタンドの整備に奔走する日々である。最前線で燃料電池自動車の実態を目の当たりにする山梨に、燃料電池自動車の未来を問う。
プロフィール
1960年11月2日東京生まれ
1987年:
3月 早稲田大学機械工学科修士卒業
4月 日産自動車入社 エンジン設計部配属(排ガス後処理システム開発従事)
1998年:
8月 FCV開発へ異動 FCV開発マネージメント、水素タンク開発、水素安全など担当
2003年:
4月 北米ロスアンゼルスの日産テクニカルセンターノースアメリカへ異動 カリフォルニアでのFCV実証実験従事
2006年:
4月 帰国。FCV開発従事(FCV運用&実験、技術広報担当) 燃料電池車実証試験(JHFC2)ワーキンググループ従事
国際基準標準活動従事(JARI高圧水素標準化ワーキンググループ主査)
2011年:
5月 水素供給・利用技術研究組合へ出向
充填インターフェース国際基準標準化活動(JARI高圧水素標準化ワーキンググループ主査)は継続
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