フルモデルチェンジした日産 新型Zに早くも黄色い特別仕様車! 限定240台は初代240Zに由来
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:NISSAN
日産は北米・ニューヨークで2021年8月17日(火)[現地時間/日本時間は8月18日(水)]、フルモデルチェンジした新型Z(日本名:フェアレディZ)の市販モデルを世界初公開した。米国では2022年春に発売する予定。通常の2グレードに加え、限定発売の特別仕様車も用意された。「Proto Spec(プロト スペック)」と名付けられたモデルの限定販売数は240台だ。
1969年の初代S30型Zデビュー以来、6世代・180万台以上が生産! Zは世界で最も愛されたスポーツカーだ
日産のスポーツカー「Z」(日本名:フェアレディZ)は、初代モデル(S30型)が1969年10月に発表。以来50年以上に渡り歴史を重ねてきた。特にアメリカでは直列6気筒 2.4リッターエンジンを搭載した「240Z」が、欧米のスポーツカー同等の性能を安価に提供したことから大ヒット。初代の240Zは、未だ多くのファンから支持され続けている。
以来、6世代に渡る歴代モデルの累計で180万台以上を販売。Zは世界で最も売れたスポーツカーのひとつとなった。
7代目新型Zは400馬力・475Nmのハイパフォーマンスを誇るV6 3リッターツインターボを搭載
今回発表された新型Zで7代目。初代S30型Zのロングノーズ・ショートデッキのフォルムや、S30型の中でも特徴的だった240ZGのフロント・ヘッドライト周り、4代目Z32型「300ZX」のテールランプなど、歴代のZで好評だったデザインモチーフを引用しながら、モダンなスタイルにまとめあげた。
搭載されるエンジンはV型6気筒 3.0リッター「VR30DDTT」型ツインターボエンジン。最高出力400馬力、最大トルク475Nm/5600rpmを発揮させる高性能ぶり。6速マニュアルトランスミッションと、新開発の9速オートマチックトランスミッションから選択出来る。
北米仕様のボディカラーはモノトーンが3色、スーパーブラックルーフと組み合わされる2トーンカラーは6色がそれぞれ設定される。いっぽうで内装色は黒、赤、青の3色が組み合わされる。
限定240台! 北米で発売の特別仕様車「Proto Spec(プロト スペック)」に注目!
北米で発表された新型Zは「Sport(スポーツ)」と「Performance(パフォーマンス)」の2グレード。そして限定生産モデル「Proto Spec(プロト スペック)」も用意された。
Proto Specは、Performanceがベース。ボディカラーは、2020年9月16日に先行発表された新型フェアレディZ プロトタイプを想わせる黄色(カラー名は「イカズチ(雷)イエロー」!)だ。
車体色のみならず、Zのロゴの入った専用の黄色いブレーキキャリパー、ブロンズカラーのレイズ製超軽量鍛造19インチアルミホイール、黄色のアクセントカラーが施された本革シートと、黄色のステッチをインテリア各部に配すなど、黄色のアクセントにもにこだわった。
“240”台という限定販売数は、もちろん初代240Zに由来するものだ。
日本仕様の正式発表は“今冬”! 2021年末から2022年初春にかけて明らかにされる模様
なお気になる日本仕様の新型フェアレディZについては“今冬”発表される予定。しかも発売開始ではなく、あくまでも「発表」だ。今冬とは2021年12月から2022年2月頃までを指す表現で、つまり具体的な日程についてはまだ正式に決定していないようである。
したがって新型フェアレディZの販売価格、発売日などはまだ一切明らかになっていない。イエローの限定車の有無なども現段階では不明だ。
まだまだ謎が多い7代目の日産 新型フェアレディZ。正式発表に向け、おそらく情報も小出しにされていくはずだから、引き続き新型Zの動向には大いに注目していきたい。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:NISSAN]
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