トヨタ、東京モーターショー2011に「86(ハチロク)」新型FRスポーツを出展
スバルと共同開発の新型FRスポーツがいよいよデビュー!その名は「86(ハチロク)」!
トヨタは、12月3日(土)から東京ビッグサイトで開催される東京モーターショー2011に、来年2012年春に発売予定の新型FRスポーツのプロトタイプモデルを出展すると発表した。
なお、この新型FRスポーツは「86(ハチロク)」と命名され、かつてのAE86を想起するような名称となっている。
「86(ハチロク)」は今一度、車の夢や楽しさをお客様に提供したいというトヨタとスバルの思いが一致し、ドライバーの感覚ひとつでいかようにも取り回せる手の内感や操る楽しさを体感できる「直感ハンドリングFR」をコンセプトに共同開発された。
86(ハチロク)は、4人乗りの2ドアクーペ。スバルの水平対向エンジン技術とトヨタの最新直噴技術「D-4S」を組み合わせた世界初の「水平対向 D-4S」エンジンをフロントミッドシップに搭載した、世界唯一の水平対向エンジン・FRパッケージを採用している。
低重心化と、53:47という前後重量配分の適正化により前述の「直感ハンドリングFR」自ら操りコントロールすることが楽しいクルマへと仕上げられているという。
新型86(ハチロク)は従来のカスタマイズ商品や今の時代にあったスポーツカーの楽しみ方を提案するなど、“自分だけの1台を楽しみながら育てる”というAE86のスピリットを継承し、「お客様とともに進化する」スポーツカーを目指す。
トヨタ 86(ハチロク)新型FRスポーツの主な特長
1.軽量・コンパクト・低重心・低慣性がもたらす、別次元のハンドリングと爽快なシフトフィール
86(ハチロク)は別次元のハンドリングを実現するため、軽量、コンパクトなFRプラットフォームを専用設計し、量産4人乗りスポーツカーとしては世界最小サイズを実現。
低重心の特長を徹底的に追求したパワーユニットをフロントミッドシップに配置することにより、スーパースポーツカーに匹敵する低重心、低慣性化を実現。
86(ハチロク)のトランスミッションは、爽快なシフトフィールを実現した6速MTとMT感覚のスポーツドライビングが可能なスポーツ6速ATが設定される。
2.世界初の「水平対向・D4-Sエンジン」による高出力と高い環境性能
86(ハチロク)には、スバルの水平対向エンジンをベースに、高出力と環境性能の両立に寄与するトヨタの最新直噴技術D-4Sを組み合わせたエンジンを搭載し、卓越した出力・トルク性能と中低速レスポンスを実現。
直噴とポート噴射を使い分けるツインインジェクターを採用したD-4Sは、高圧縮比12.5を実現。幅広い回転域で高出力・大トルクを引き出すとともに、高い環境性能の実現にも寄与。
最高許容回転数は毎分7000回転以上、最高出力200馬力(PS)を発揮し、加えて燃費もスポーツカーでありながら、2Lエンジン搭載のセダンに匹敵する環境性能を確保。
3.スポーツドライビングの楽しさを極めた86(ハチロク)のパッケージング
超低重心パッケージの採用により、86(ハチロク)はトヨタブランドの市販車の中では、最も低いヒップポイントされており、非日常感を味わえるドライビングポジションを実現。
後席シートバックを前倒しすると、スポーツ走行用のタイヤ4本や工具類、またはゴルフバッグを2セットまで収納可能。
4.普遍的な機能美と官能美を追求した86(ハチロク)のデザイン
外形、内装、カラーともデザインテーマを“NEO FUNCTIONALISM”とし、水平対向エンジン・FRという独自のパッケージを活かし、操る楽しさや美しさまでもスポーツカーの機能として造形した「普遍的な機能美」を最先端の技術や思想により創出。
86(ハチロク)エクステリア
「低く・楽しく・美しく」を狙い、低重心パッケージと空力性能を基本に、操る楽しさを生む先進性能をエモーショナルに具現化し、長く愛される普遍的な造形美を追求。
フロントには獲物を捕らえるような眼差しを表現したトヨタ独自の「キーンルック」、サイドはトヨタスポーツのヘリテージをモチーフとして活用し、近代的にアレンジしたサイドウィンドウグラフィックやリヤフェンダーを採用。リヤビューは凝縮されたコンパクトなキャビンにワイドで安定感のあるスタンスと軽快感を追求。
86(ハチロク)インテリア
スポーツカーの本質を追求し、ドライビングに対するニーズを突き詰め、機能部品と操作性に重点を置き、各要素形状、配置、素材を最適化。
スポーツ走行による前後左右のG(重力加速度)に耐えられるよう、人体を面で支えるシートバックおよびクッション断面を追求し、かつシフト操作性に考慮し肘部が当たりにくい形状のフロントシート。
トヨタ最小径365mmの真円ステアリングを採用するとともに、テストドライバーと確認を重ねて最適なグリップ断面形状を実現し、操舵性と握り心地を追求。
メーターは、タコメーターを中心に配した3眼タイプを採用、表示配置を始め、目盛り、数字の書体までこだわって精度感を付与するなど、スポーツ走行中の視認性、瞬読性を追求。
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