ホンダ、次世代パーソナルモビリティの実証実験を年内に開始
ホンダは、熊本県・埼玉県と共同で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車、電動二輪車、電動カートなど、次世代の電動パーソナルモビリティを用いた社会実証実験を2010年内に開始する。
今回の実証実験は、自治体と共同で実際の都市交通環境下において、二輪車・四輪車・汎用製品の電動化技術や、情報通信技術、太陽光発電によるエネルギー供給設備などを用いて、ホンダならではの総合的なアプローチによって、以下の効果検証や検討を行う。
1. EVやプラグインハイブリッド車、電動二輪車、電動カートなど、電動化技術を用いた次世代パーソナルモビリティと、太陽光発電などの持続可能なエネルギー活用による、将来の低炭素化社会の実現に向けた効果検証。
2. 地域社会における生活者の生活の質(QOL※)向上に貢献できる「将来のパーソナルモビリティのあり方」と都市交通システムの将来像の検討。
今回は、生産工場などのHonda事業所があり、以前より様々な協力関係を築いている熊本県や埼玉県と、それぞれ共同で実験に取り組むことで、より効果的な検証と両地域へのさらなる貢献を目指す。
なお、この実証実験は、日本に続いて、四輪車を中心に米国など海外での展開も予定している。米国では、「Advanced Technology Demonstration Program(先進技術実証プログラム)」として、EVとプラグインハイブリッド車の実証実験を、スタンフォード大学、グーグル、カリフォルニア州トーランス市とそれぞれ共同で、2010年末より順次開始する。
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