パーソル、3Dプリンター造形で「風洞実験ソリューションサービス」を開始


~自動車などの燃費向上に向け、大型模型の設計から製造、解析までワンストップで提供~

パーソルグループで技術系エンジニアリング事業を手掛けるパーソルR&D株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:礒田 英嗣、以下パーソルR&D)は、オリックス・レンテック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:細川 展久、以下オリックス・レンテック)と協業し、3Dプリンター造形での風洞実験ソリューションサービスの提供を開始します。これにより乗用車やトラックなどの燃費改善のための空力アイテム開発に悩むお客様に対し、設計から造形、測定、解析、実験までワンストップでのご支援が可能となります。


■背景:自動車の製造事業者は、新燃費基準への対応が必要
自動車からのCO2排出量は日本国内全体の排出量の約15%※1を占めており、地球温暖化対策の一つとして、近年、自動車の燃費性能の改善に注目が集まっています。また、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」※2においては、電気機器に加え、自動車も「特定エネルギー消費機器」として定められ、エネルギー消費効率の改善が推奨されています。そのため乗用および貨物自動車には、省エネ法に基づき製造事業者などが達成すべき新たな燃費基準が設定されました。これにより自動車メーカーや輸入事業者などは、重量区分ごとの各目標年度(乗用車:2030年度※3、重量車:2025年度※4)までに平均燃費値の改善が求められています。
※1:国土交通省|環境 https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html
※2:経済産業省|資源エネルギー庁 省エネ法 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/overview/
※3:国土交通省|乗用車の2030年度燃費基準を策定 https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000228.html
※4:国土交通省|2025年度を目標年度とする重量車の燃費基準を策定
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000211.html

■オリックス・レンテックと「3Dプリンター造形を活用した風洞実験ソリューションサービス」を開始
上記の新燃費基準への対応により、空気抵抗を低減し燃料消費が抑制できる「空力アイテム」の需要が高まっていますが、開発には膨大な手間や時間が掛かるため、自動車関連メーカーの技術的課題の一つとなっています。中でも、物体への空気の流れの影響を把握するための「風洞実験」では模型精度が結果に多大な影響を与えます。さらに従来、トラックなど大型車の風洞実験用模型は、高精度の造形が難しいFRPハンドレイアップ造形※5での製作を余儀なくされ、寸法精度に課題を抱えていました。そこで、自動車、産業機械、家電などの設計開発、解析、実験に長年従事しているパーソルR&Dと、3Dプリンター造形から導入支援、レンタルまで総合的に手掛けるオリックス・レンテックが協業し、大型車にも対応可能な「風洞実験ソリューションサービス」を開始します。3Dプリンター造形で製作した模型を仕上げ加工まで行う事で、FRPハンドレイアップ造形で製作した模型と比較し、1/10程度の製作誤差に抑えることができ、より高精度な模型を製作することが可能となります。
※5:Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)と樹脂を刷毛などで模型の型に含浸させ、脱泡後に硬化させる造形法



■サービス概要
自動車や小型モビリティ、航空宇宙機器など各種製品について状況に応じた風洞実験用高精度模型を製作します。模型製作以外にも風洞実験代行サービスなど、風洞実験に関する多種多様な課題を一括でサポートします。

1.3D CADデータ作成サービス



意匠データから、ボディー、グリル、バンパー、ヘッドライトなど各部品の詳細な3D CADデータを作成。風洞実験用の強度を考慮した構造設計や、気圧計測用のベンチュリー管のレイアウトなどもご提案可能です。

2.3D模型製作サービス



複数部品の模型とすることで、任意の部分を交換する複数パターンの風洞実験が可能となり、模型製作コストを大幅に削減できます。お客様のニーズに合わせて、塗装や補器類の取り付けにも対応します。

3.高精度3Dスキャン測定サービス



製作模型を高精度3Dハンドスキャナーで測定し3Dデータを取得します。模型の製作時に用いた「3D CADデータ」と「スキャンした実測値」との誤差を把握することができます。

4.風洞実験サービス


お客様保有の風洞実験設備の活用から、風洞実験場を手配しての実験まで、幅広くお客様のニーズに対応し、トラック1台から単一部品までの風洞実験を代行します。

5.空力解析サービス



3D CADデータ、高精度3Dハンドスキャナーで測定したデータを利用した空力解析を実施。車輌全体とエンジンルーム内までの空気の流れから、流速、流量、圧力分布、温度分布まで対応可能です。

パーソルR&Dとオリックス・レンテックはこれからも、高精度模型製作による風洞実験の精度向上を通じて、地球温暖化対策のため、自動車などの燃費改善とCO2排出量削減に貢献してまいります。

■パーソルR&D株式会社について<https://www.persol-rd.co.jp/
パーソルR&D株式会社は、自動車、航空宇宙、ロボット、デジタル家電などの領域で、技術コンサルティング、一括請負、部分請負、技術者派遣にて、企業様の設計・開発をサポートしています。
これからも、機械・電気電子・制御ソフト分野の設計、実験・認証サービス、モデルベース開発(MBD)の技術を駆使し、設計、研究開発から実験までの「ワンストップサービス」を提供してまいります。

■オリックス・レンテック株式会社について<https://www.orixrentec.jp/
オリックス・レンテックは、1976年に日本初の計測器レンタル会社として創業し、以来ハイテク機器のレンタルを中心に事業を展開するなか、日本のものづくりを支援するために、2015年に金属3Dプリンターによる造形出力サービスを開始しました。少子高齢化や人口減少を背景とした製造現場における人手不足が深刻化するなか、省人化・省力化、生産性の向上などさまざまな課題を解決する利便性の高いサービスを提供することで国内産業の発展に貢献してまいります。


企業プレスリリース詳細へ

プレスリリース提供:PR TIMES

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

検索ワード

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる