グッドイヤー、「ICE NAVI 8」と商用車用オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS CARGO」を発売

プレミアムスタッドレスタイヤ「ICE NAVI 8」が登場

ICE NAVIシリーズはグッドイヤー初の左右非対称パターンを採用したプレミアムスタッドレスタイヤで、雪上や氷上の冬性能とともに、ライフ性能や新たな軟化剤使用による柔軟性の持続を実現している。

今回、「ICE NAVI 7」の後継商品として新たに登場した「ICE NAVI 8」は、氷上ブレーキ性能に加え、氷上コーナリング性能や耐摩耗性などが向上した。

氷上ブレーキ性能が8%向上

ICE NAVI 8は、従来品であるICE NAVI 7と比較してエッジ成分を増加。接地面を増やすとともに、多方向にラグ溝やスロットを配置することで氷上ブレーキ時の引っ掻き効果を発揮する。

また柔軟性を高める極小分散シリカを採用し、路面への高密着を実現。さらに柔軟持続性を向上させる軟化剤を採用した。

これにより、氷上でのブレーキ性能は従来品に比べ8％もアップしている。

氷上コーナリング性能は5%向上

パターンの横剛性をアップさせるとともに、ブロックの倒れ込みを抑制するウルトラ・NAVIブレードの採用によって接地形状を最適化。

左右非対称パターンとプロファイルの最適化により、広範囲の路面へ均一な接地を実現した。これにより、アウト側の接地面積が増えたことで旋回時のグリップ向上に寄与し、氷上コーナリング性能は従来品と比較し5％アップしている。

耐摩耗性が3%向上し、ライフ性能アップ

冬性能が上がると通常はライフ（長持ち）性能が下がってしまうが、ICE NAVI 8は均一摩耗プロファイルの採用により、摩耗エネルギーを分散し偏摩耗を抑制。

転がり抵抗比較テストでは従来品から2％低減し、耐摩耗性は3％向上している。

商用車用オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS CARGO」

グッドイヤーは1977年にラジアルタイヤのオールシーズンタイヤを世界に先駆けて発売し、その後日本では2016年に「Vector 4Seasons Hybrid（ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド）」、2018年にミニバン・SUV 向けオールシーズンタイヤ「Assurance WeatherReady（アシュアランス ウェザーレディ）」を発売。

そして今回、市場ニーズの高い商用車用のオールシーズンタイヤとして「VECTOR 4SEASONS CARGO（ベクター フォーシーズンズ カーゴ）」が発売となった。

VECTOR 4SEASONS CARGOの主な特徴

Mud（泥濘路）の走破性は通常の夏タイヤより高く、走行中の遠心力でタイヤの溝にはまった石などを排出する優れたセルフクリーニング性能を備える。スノーフレークマークも取得しており、高速道路等の冬タイヤ規制下においても通行可能だ（全車チェーン規制時は要チェーン装着）。

またサイプ内部に半球体状の凹凸を配置することでブロックの倒れこみを防止し、ドライ・ウェットおよび冬道走行時での高い操縦安定性を実現する。

さらに、トレッド部の圧力分布を最適化することと接地路面を最大化。偏摩耗を抑制しつつ氷上や雪上でのパフォーマンスをアップし、商用車に求められるロングライフ性能も向上させている。