一般車両、“車間距離が短い”クルマが多い!? 教習所の指導員が感じる“おろそかになっているルール”
JAFが自動車教習所の指導員にアンケートを実施
JAFは、全国各地の自動車教習所の指導員の方々へアンケート調査を行ない、その結果を2019年6月7日にホームページに公開した。
路上教習時に指導員が他車に感じる「もっとも気になる運転」は?
半数以上が「車間距離が短い」と回答
「路上教習時、もっとも遭遇する一般車両の運転(ルール遵守がおろそかになっているもの)は何ですか」との設問では、半数以上の61.2%が「車間距離が短い」と回答した。
車間距離が短いと、とっさのブレーキが間に合わず衝突してしまったり、自身は意識をしていなくても前を走るクルマに“あおられている”と思わせてしまう可能性がある。
理由は慣れ?
このようにルール遵守がおろそかになってしまっている理由について聞いたところ、
■「慣れ、経験不足から周りに流される」
■「みんなやってるし今日だけは、今だけは大丈夫だろうという風に安全意識も薄れていく」
■「他の車両がルール遵守していないので自分も大丈夫だろうという考え」
など、車間距離が短くなってしまう理由として、主に“慣れ”と“他車に流されてしまう”という回答が挙げられている。
適当な車間距離は“2秒ルール”でチェック!
一般的に適切な車間距離については諸説ありますが、実際に走行中に前の車との距離を測ることは難しく、感覚で正しい距離を測ることはほとんどできない。しかし、警視庁など多くの都道府県警察が推奨している“0102運動”、通称“2秒ルール”を使用すれば、簡単に適当な車間距離を確認することができる。
2秒ルールの手順
2秒ルールは、以下の手順で車間距離を確認する。
■1、前方の目標物を決める(照明灯や電信柱、路面標識など)
■2、前車が目標物を越えてからの秒数を数える
■3、自身の車が目標物を通過した時間が前車から2秒であれば適当な車間距離
道路状況や車両の状態によりブレーキ制動距離は前後するため、必ずしも前車と2秒開いているから事故に遭わないというわけではない。とはいえ、正しい車間距離を測る目安として活用出来るルールではないだろうか。
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