レッドブルホンダ、F1開幕戦で3位獲得 | ホンダにとって11年ぶりの表彰台
ホンダ製パワーユニット搭載マシン全4台が完走という結果に
2019年F1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースが2019年3月17日に行われ、ホンダ製パワーユニットを搭載したAston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手(右写真)が3位となった。ホンダが表彰台を獲得したのは、2015年のF1復帰以来初となる。
※パワーユニット:エンジンとエネルギー回生システムを組み合わせたシステムのこと
4番グリッドから決勝レースに挑んだフェルスタッペン選手は、スタートで順位を落とすことなく、バルテリ・ボッタス選手(メルセデス)、ルイス・ハミルトン選手(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)の後ろでレースを進めた。
順位が動いたのはレース中盤。ベッテル選手の背後につけたフェルスタッペン選手は、DRSゾーン(特定条件下で意図的に空気抵抗を減らし、速度を向上させることが許されるエリア)で並び、そのままオーバーテイク。3番手に浮上し、その順位でレースが終了した。
ホンダの表彰台獲得は、2008年イギリスGP以来11年ぶり。
なお、フェルスタッペン選手のチームメイトであるピエール・ガスリー選手は11位を獲得。同じホンダ製パワーユニットを採用する兄弟チーム・Red Bull Toro Rosso Hondaのダニール・クビアト選手は10位、アレクサンダー・アルボン選手は14位と、ホンダ勢は全車完走という形で開幕戦を終えた。
2019年のF1第2戦は、3月29日から31日にかけてバーレーンで行われる。
フェルスタッペン選手のコメント
表彰台に上がることができてとても嬉しいですし、チームとホンダにとっても良かったと思います。僕らがホンダと一緒に働き始めてから、すべてが素晴らしく、本当にこの関係を楽しめていますので、3位という結果でそれが報われました。
終盤でハミルトン選手にチャレンジできたことも、ベッテル選手をオーバーテイクしたのも、メルボルンでは難しいと思っていたので、とてもポジティブな成果です。僕らはタイヤの持ちで少しアドバンテージがありましたが、オーバーテイクに至らずともハミルトン選手にプレッシャーをかけ続けられたことには満足しています。
マシンは本当に良かったですし、ストレートでのスピードもあったので、これが残りのシーズンに向けていい兆候になればと思います。今日の表彰台は、ホンダにとって2008年以来だと聞きました。ホンダのみんなのために、こうした成果が出せて、本当に嬉しいです。
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