ホンダ、PCXのEVモデル「PCX ELECTRIC」のリース販売を開始

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ホンダは11月30日(金)より、原付二種(第二種原動機付自転車)の電動二輪車「PCX ELECTRIC(エレクトリック)」のリースを販売企業や個人事業主に向けて開始した。

PCX ELECTRICは、スタイリッシュな外観と環境性能に優れたエンジンなどで好評のスクーター「PCX」をベースに、新開発のコンパクトな電動パワーユニットを搭載。

モーターにIPM(Interior Permanent Magnet)構造を採用し、低回転からトルクのある特性を活かした力強くスムーズな発進性能と登坂性能を実現。さらに、PCXシリーズの取り回しがしやすい車体サイズとゆったりとしたライディングポジションを継承することで、市街地などでの快適で上質な走りを実現した。

動力用電源に着脱式バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を2個使用するなど、一充電あたりの走行距離41kmを実現。充電は車体に内蔵されたプラグを使用し、モバイルパワーパックを搭載した状態で外部電源に接続する方法のほか、モバイルパワーパックを車体から取り外し、単体で外部電源につないだオプションの専用充電器に接続する方法の2種類を採用することで、充電時の利便性に配慮している。

また、電動二輪車に対するユーザーの多様な意見と要望を収集するために、PCX ELECTRICを用いたモニタリングを実施するほか、首都圏におけるバイクシェアリングサービスと、観光地でのバイクレンタルサービスの実証実験を、日本国内で2019年春から開始予定。

さらに、東南アジア地域でも法人向けのリース販売を予定。また、フィリピンでの余剰電力活用システムの実証実験にPCX ELECTRICを使用する予定。

PCX ELECTRICの主な特徴

EVシステム

・新開発のEVシステムは、エネルギー密度の高いリチウムイオンバッテリーを採用した電圧48Vのモバイルパワーパック2個を直列に接続させた96V系のシステム。

・モーターは、エネルギー変換効率に優れ、発進時の低回転域でも高い出力を発揮するIPM構造を採用。スムーズな走行・登坂に必要な性能として最大4.2kW(定格出力0.98kW)のモーター出力を実現したほか、モーターの温度保護制御、細かな通電制御を行うことでモーターを冷却するオイルポンプやラジエーター、クラッチを不要とし、パワフルでありながらコンパクトなパワーユニット。

・モバイルパワーパックへの充電時間は、2個のモバイルパワーパックを車体に搭載した状態で車体側プラグを外部電源に接続する充電方法では、ゼロの状態から満充電まで約6時間。車体から取り外した単体のモバイルパワーパックを外部電源につないだオプションの専用充電器に接続する方法では、ゼロの状態から満充電まで約4時間。

車体

・PCXのラゲッジボックスに相当する部分に配したモバイルパワーパックと、リアタイヤの可動スペースを両立させるため、ホイールベースを延長するとともにPCXシリーズ初となるハガータイプのリアフェンダーを採用。PCX同等の全長を実現することで市街地などでの走行時の取り回しのしやすさ、ゆったりとしたライディングポジションを継承。

・ホイールベースの延長にともない、PCXからリアクッションの全長変更とパワーユニット側への取り付け位置を後方に移動したほか、3段階にレートが異なるスプリングを採用。モーターを含むリアクッション下の懸架には、専用設計のパワーユニットハンガーを採用するなど、振動の少ないEVパワーユニットの特性と相まって、上質な乗り心地に寄与している。

・ブレーキには、フロントのみが作動するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を採用。

スタイリング

・流麗で伸びやかなフォルムを基調に、フロントからリアまで連続的に変化のあるボディー曲面で構成。省電力に寄与するLEDを採用した灯火器類は、ヘッドライトの上下に配したシグネチャーランプ(ポジションランプ)裏側のブラケットと、テールランプ点灯部のインナーレンズをブルーとし、消灯時にそれぞれの部位をブルーに見せるほか、パワーユニット後端部に装着されたハガータイプのリアフェンダーを採用するなど、先進性と特別感をさらに高めたスタイリングとしている。

・カラーリングは、電動二輪車のクリーンなイメージを演出する、パールグレアホワイトの1色を設定。各部に配した統一感のあるキャンディーブルーのアクセントで車両全体の印象を引き締めるとともにPCX ELECTRICの特別感をより高めている。

その他の装備

・メーターパネルには、EVシステムのさまざまな情報を分かりやすく表示。スピードメーターや時計に加え、モバイルパワーパックの残量計のほか、車体側プラグを使用した充電中に点灯する充電インジケーターなどを設定。

・Honda SMART Key システムを採用。スマートキーを携帯して車両に接近することで、衣類のポケットなどからスマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチノブの解施錠を可能としている。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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