アメリカン・ルマン・シリーズ第5戦、アキュラ勢1-2フィニッシュ
アメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)第5戦が18日にコネチカット州の北西に位置する1周1.53マイルのタイトなコースとして知られるライムロック・パークで開催され、#66 ド・フェランXM サテライト・ラジオ・アキュラを駆るジル・ド・フェラン/サイモン・ペジノ組(ド・フェラン・モータースポーツ)が、2位の#9 パトロン・ハイクロフト・アキュラを駆るデイビッド・ブラバム/スコット・シャープ組(パトロン・ハイクロフト・レーシング)と共にレース終了まで壮絶なレースを展開し、43秒差で今季3戦連続となる総合優勝を飾った。
ド・フェラン・モータースポーツとパトロン・ハイクロフト・レーシングによる今シーズン最もエキサイティングなホイール・トゥ・ホイールのレースが会場を魅了。2 時間45 分に及んだレース序盤、ド・フェランはシャープに10秒の差をつけていたが、両チームのドライバー交替時までにシャープがその差を1 秒以内までつめた。
パトロン・ハイクロフト・レーシングは2個のタイヤ交換を行った最後のピットストップで、ブラバムがペジノに5秒リードしてピットアウトし、ライムロック・パークでの2 季連続での勝利を目前とした。しかし、レース終了間際に、左のリアタイヤのスローパンクチャーによってタイヤ交換のためのピット作業を強いられ、その間にペジノに8秒のリードを許し、パトロン・ハイクロフト・レーシングは2 位でフィニッシュすることとなった。 LMP2 クラスでは、#15 ロウズ・アキュラを駆るエイドリアン・フェルナンデス/ルイス・ディアス組(ロウズ・フェルナンデス・レーシング)が今シーズン開幕から5 戦連続でのクラス優勝を目指し、レース序盤で同クラスのマシンをリードしていたが、シフトの不具合が発生。ディアスが修理のためピットインし、その後交替したフェルナンデスがLMP2 クラス2 位でフィニッシュした。 ALMS第6戦は、8月8日にミッドオハイオ・スポーツカー・コースで開催される。