マツダ、タイの新工場で開所式 ~海外拠点では初の「一貫生産」をスタート~
マツダは、タイ王国チョンブリ県に建設した新パワートレイン工場「MPMT」において、同工場の開所式を実施した。
開所式には、来賓としてタイ王国のマハー・チャクリー・シリントーン王女殿下を迎え、MPMTの川上英範社長兼CEOはじめとする従業員や、マツダの小飼雅道代表取締役社長兼CEOなど、約500名が出席し、同工場の開所を盛大に祝った。
MPMTは、防府工場(山口県防府市)に次ぐ、マツダの海外初となるトランスミッション生産拠点として、2015年1月より新型自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」を生産している。年間生産能力は40万基で、MPMTで生産されたトランスミッションは、タイを始め、マレーシア、ベトナム、メキシコ、中国など、マツダのグローバルな生産拠点に供給される。
また、2015年第4四半期中にも量産を開始する予定のエンジン工場では、既に「SKYACTIV-D1.5」のパイロット生産に着手しており、タイにおいて、エンジンからトランスミッション、車両に至るまで、「SKYACTIV技術」搭載車の一貫した生産体制が整うことになる。
開所式にあたり、マツダの小飼雅道代表取締役社長兼CEOは、「MPMTの稼働により、タイはマツダにとって海外で初めて、車両、エンジン、トランスミッションの一貫生産を行う拠点となりました。マツダは今後も、タイの経済および自動車産業の持続的な発展に貢献できるよう、全力を尽くしてまいります」と述べた。
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