フォルクスワーゲン「新型パサート」、欧州「カー オブ ザ イヤー 2015」を受賞

ヨーロッパ最高の自動車賞を8世代目となるベストセラーカーのパサートが獲得

フォルクスワーゲンの新型「パサート」が欧州「カー オブ ザ イヤー 2015」を受賞

『ジュネーブモーターショー2015』開催の前日となる3月2日、欧州「カー オブ ザ イヤー 2015」が発表となり、フォルクスワーゲン「新型パサート」が受賞した。同賞は国際的な「カー オブ ザ イヤー」審査委員会によって授与される権威ある賞である。

■フォルクスワーゲン AG 最高経営責任者(CEO)のProf. マルティン ヴィン ターコルン氏のコメント

「今回の受賞を非常に誇りに思います。新型パサートによって、私たちは技術と品質の両面で、クラスの基準となるクルマの開発を再び成功させました。今回の栄誉は、このプロジェクトに関わったエンジニア、デザイナー、そして他のすべてのチームメンバーにとって大きな励みとなるものです。新型パサートにより、フォルクスワーゲンブランドは、現在の課題に対して正しい答えを持っていることが証明されました。」

■フォルクスワーゲンブランド開発担当取締役のハインツ-ヤコブ ノイサー氏のコメント

「カー オブ ザ イヤー2015の栄誉に輝き、大変嬉しく思っています。世界各国で活躍している専門のジャーナリストによって選出されるこの賞は、わたしたちにとって特別に意義のあるものです。もちろん、今回の受賞が、私たちのお客様にとっても大きな意味を持っているということはいうまでもありません。」

経済性、快適性、安全性、ドライビング特性、機能性、デザイン、技術の先進性といった選考基準により選出

フォルクスワーゲンの新型「パサート」が欧州「カー オブ ザ イヤー 2015」を受賞

ヨーロッパでもっとも歴史が古く、もっとも広く知られた賞のひとつである「カー オブ ザ イヤー」は、1964年の創設以来、毎年その年に発売された新車の中から最高の1台が選出されている。選考委員は、ヨーロッパ22カ国から選ばれた合計58名のモータージャーナリストにより構成されており、今回最終選考にノミネートされたのは7台。

BMW「2シリーズ・アクティブツアラー」、シトロエン「C4カクタス」、フォード「モンデオ」、メルセデスベンツ「Cクラス」、日産「キャシュカイ」、ルノー「トゥインゴ」、フォルクスワーゲン「パサート」の7モデルは、数か月間にわたり経済性、快適性、安全性、ドライビング特性、機能性、デザイン、技術の先進性といった選考基準に基づいて、詳細なテスト、比較および評価が行われてきた。その結果、新型「パサート」は他の6台のライバルを抑え、合計で340ポイントを獲得し、「カー オブ ザ イヤー 2015」を受賞した。

また、新型「パサート」は、今回の「カー オブ ザ イヤー 2015」受賞に先立って、「ゴールデン ステアリングホイール賞 2014」や、「オート トロフィー 2014」などの名誉ある賞も、国内外で受賞している。

世界初採用の3つのテクノロジー「エマージェンシーアシスト」「トレーラーアシスト」「トラフィックジャムアシスト」を搭載

フォルクスワーゲンの新型「パサート」が欧州「カー オブ ザ イヤー 2015」を受賞

新型「パサート」は、2014年には全世界での販売台数が110万台に達し、フォルクスワーゲングループの中で最も多く販売されたモデルとなった。8世代目となる新型「パサート」は、クラスのベストセラーというだけでなく、もっとも革新的なクルマでもある。

先進的な技術アプローチにより、デザインは従来型よりも大幅にダイナミック(低くなったボディ、長くなったホイールベース、大径のホイール)になった。室内寸法は従来型と変わっていないが、実質的な居住性は大きく向上した。同時に、最新のテクノロジーも数多く採用されており、なかでもアクティブインフォディスプレイ、拡張式ヘッドアップディスプレイ、アプリを活用したタブレット端末用のリアシートエンターテインメント、シティエマンジェンシーブレーキ付きフロントアシスト、ペデストリアンモニタリング(歩行者監視システム)などは、いずれも注目の新システムである。

さらに、エマージェンシーアシスト(緊急時に車両を停止)、トレーラーアシスト(牽引中の運転操作をサポート)、トラフィックジャムアシストの3つは、世界初採用となるテクノロジーとなる。

そして、搭載されるエンジンは、いずれも直噴システムとターボチャージャーを採用した合計10種類のガソリンおよびディーゼルユニットで、88kW/120PSから206kW/280PSの幅広いパワーレンジをカバーしている。

今年秋頃、プラグインハイブリッドシステムを搭載した「パサート GTE」も発売予定

今年秋頃には、プラグインハイブリッドシステムを搭載した最初のパサートである「パサート GTE」*も発売される予定。

同モデルには、115kW/156PSのパワーを発生する1.4リッターTSIエンジンと出力85kW/115PSの電気モーターが搭載され、プラグインハイブリッドシステムによるトルクは最大400Nmとなる。「パサート GTE」では、これらのパワーとトルクが、きわめて環境に優しく、効率的な方法で活用される。

ヨーロッパのNEDCサイクルによる燃料消費量(ハイブリッド車として)は、2L/100kmもしくは13.0kWh/100km以下という、素晴らしいエネルギー効率を実現している。これをCO2の排出量に換算すると、わずか45g/km以下となる。TSIとのコンビネーションの結果、50リットルの燃料タンクとフル充電されたバッテリーにより、1,000kmを超す航続性能も達成している。

※「パサート GTE」は未発売モデルのため、燃料消費量の数値(2L/100km、CO2排出量45g/km)はいずれも推定値。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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