BMWの電気自動車「 i3」、『2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー/イノベーション部門賞』を受賞
BMWの電気自動車「i3(アイ・スリー)」が、『2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー』において、環境、安全その他の革新技術を最も持つ乗用車に与えられる“イノベーション部門賞”を受賞した。
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は『単に電気自動車というだけでなく、生産から使用、そして廃棄といった車両を生産する過程すべてに徹底的なエコ思想を貫き、自動車が直面している課題に真正面から取り組んだ姿勢を高く評価。軽量化技術の最先端であるCFRP(カーボンファイバー)を量産した意義も大きい』と受賞理由を発表した。
BMWグループにおいては、一昨年の『2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤー』にて、高効率ガソリン・エンジン、クリーン・ディーゼル・エンジン、ハイブリッド・システムと3つのパワー・トレインをラインアップに持つBMW 3シリーズが、輸入車の頂点となる“インポート・カー・オブ・ザ・イヤー”に輝いている。今回のイノベーション部門賞受賞は、それに続く快挙となった。
BMWグループにおける過去5年の10ベスト・カー受賞歴
2010-2011日本カー・オブ・ザ・イヤー:BMW 5シリーズ
2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー:BMW 1シリーズ
2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤー:BMW 3シリーズ (インポート・カー・オブ・ザ・イヤー)
2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー:MINIペースマン
2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー:BMW i3 (イノベーション部門賞)
BMW i3について(数値は参考値)
・最高出力125kW/170ps、最大トルク250Nmを発生する電気モーターおよび総電力量22kWhのリチウムイオン電池を搭載し、7.2秒の0-100km/h加速をゼロ・エミッション走行で実現。
・一回の充電で、約160kmまでの走行が可能。走行モードをECO PRO(エコ・プロ)モードにする事により約180km、ECO PRO+(プラス)にする事により約200kmまで航続距離を延ばす事が可能(実用走行を想定したBMW社内基準)。
・レンジ・エクステンダー(発電用エンジン)搭載モデルにおいては、航続距離を約300kmまで延ばす事が可能。
・日本仕様のBMW i3はCHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電に対応している。急速充電の利用により、約30分で80%充電が可能となる。通常使用する自宅や勤務先での普通充電の場合は、約8時間で満充電となる。
・車両寸法は日本の機械式駐車場の利用が可能となるよう、全幅1,775mm、全高1,550mmを実現。
日本カー・オブ・ザ・イヤーについて
市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から年間を通じて最も優秀な乗用車を選定し、その乗用車に『日本カー・オブ・ザ・イヤー』のタイトルを与え、その開発・製造事業者を称えることにより、一層の性能・品質・安全の向上を促すと共に業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与することを目的に設立されている。
世界からも注目されるカー・オブ・ザ・イヤーの一つであり、1980年の第一回から数え本年は第35回目となる。日本カー・オブ・ザ・イヤーは実行委員、評議員、選考委員で構成されている。実行委員は自動車雑誌、自動車関係の記事を積極的に扱っている一般雑誌、紙、放送、Web媒体などの媒体本位で構成され、その実行委員から推薦を受けた59名が選考委員となり、厳正な投票が行なわれる。
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