ロールス・ロイス、「ファントム・ドロップヘッド クーペ」の限定ビスポークモデル「ウォータースピード・コレクション」デザインスケッチを公開!
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、「ファントム・ドロップヘッドクーペ」の限定ビスポークモデル「ウォータースピード・コレクション」のスケッチを公開した。
ウォータースピード・コレクションは、1937年9月に、それまでアメリカが5年にわたり守っていた水上世界最速記録を塗り替えた英国人、マルコム・キャンベル卿の勇気と挑戦を讃え、世界限定35台のみ製造される特別なビスポークモデル。
ロールス・ロイスのR型エンジンを搭載し、当時の世界記録129.5マイル(時速約208.4km/h)を出したレース用パワーボートモデル「ブルーバードK3」が、当時の最新技術を採用していたのと同様に、「ウォータースピード・コレクション」にも最高の素材だけが用いられる。外装はレースが行われたマジョーレ湖をイメージして配合された特別色「マジョーレ・ブルー」に、ヘアライン仕上げのスチールを備え、熟練の職人が象嵌細工を施したウッドが水上を滑るボートを髣髴とさせる。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者(CEO)トルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏は、「マルコム・キャンベル卿による水陸両方での世界最速記録樹立の背景には、卓越したデザインとエンジニアリングを追求する英国伝統の気風がありました。こうした姿勢は今日のロールス・ロイスにおいても私どもが製造するすべての車に息づいており、それこそがロールス・ロイスを超高級車の頂点に立つブランドたらしめているのです。今回の特別なコレクションと、これに続いて2014年に発表予定の限定モデルは、ロールス・ロイスのビスポーク・プログラムによるパーソナライゼーションの可能性を示すものです。今後数ヵ月の間にこれらのモデルを順次発表する予定です。」とコメント。
また、マルコム・キャンベル卿の孫にあたるドナルド・ウェールズ氏は「ロールス・ロイスの特別なコレクションが、祖父の記念すべき『ブルーバード』号にインスピレーションを得て開発されたことを嬉しく思います。水上最速記録の樹立から75年を経てなお、自分の名がロールス・ロイスとこうした関わりを持ち続けていることを祖父も喜んでいるでしょう。一族とマルコム・キャンベル・ヘリテッジ・トラストにとって大変光栄なことであり、ラインオフする最初の一台をぜひこの目で確かめたいと思います。」と述べた。
ロールス・ロイス・モーター・カーズでは、今回公開したデザインスケッチに続き、今後数ヶ月にわたり、「ウォータースピード・コレクション」誕生の詳しいストーリーを紹介していく予定。
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