トヨタ アルファード ハイブリッド 燃費レポート|真夏の炎天下でアルヴェルの燃費はどれほど低下する?(2/5)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:木村 博道・MOTA編集部
トヨタ アルファード ハイブリッド 実燃費レポート|市街地・街乗り編
■トヨタ アルファード ハイブリッド 市街地・街乗りでの実燃費:13.3km/L
真夏の炎天下、朝の通勤ラッシュでアルファードの実燃費はどうなる!?
トヨタ アルファード ハイブリッド 実燃費|市街地編 | ||
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市街地実燃費 | WLTCモード燃費 | |
トヨタ アルファード ハイブリッド(8月計測) | 13.3km/L | ーーkm/L |
(参考:2018年1月計測時) | 13.3km/L | ーーkm/L |
トヨタ アルファード ハイブリッドの市街地での実燃費は、車載の燃費計によると13.3km/Lを記録した。ご覧の通り、真冬の1月に計測した結果と全く同じ数字! 外気温は30度を優に超え、エアコンもフル稼働に近い状態でこの数値は立派なものだ。朝の通勤ラッシュ時になると、計測区間(千葉県市原市~東京都港区)はほぼ全線通じてノロノロ運転が続く。特に今回はお盆を目前に控え、交通量はいつもに増して多かった。
ちなみに前回2018年の1月に計測した時も、今回とほぼ同じ区間で行われている。信号も多い片側1車線の区間がそれなりにある一方で、片側2車線や3車線のバイパス部も走るため、流れが良いところではそれなりの速度域になるメリハリのあるコースだ。
しかも今回とは異なり、1月に計測した時間帯は平日のお昼前後。交通の流れは比較的スムーズだったとの記録もあり、平均速度も倍以上違ったと想像される。結果として、その差で燃費値が相殺されたのだろう。
アルファード特有の静粛性や包まれ感は高級車ならでは
さて街乗りでのアルファードはというと、運転席の着座位置も高く先まで見晴らすことが出来るため、渋滞でのストレスも最小限で済む。特にアルファードのハイブリッドモデルは遮音も念入りに施されており、エアコンの効いた“静か過ぎる”異空間で快適に過ごすことが出来る。
アルファード ハイブリッドは、前席下にハイブリッド用の大容量バッテリーを積むこともあり、センターコンソールやシフト周りのレイアウトがミニバンとしては異例の高い位置にある。これに呼応するように、正面のインパネ形状も重厚さを強調したデザインが組み合わされる。そしてトドメとして、側面の窓も(おそらく)意図的に天地の高さを抑えた。これらの結果として、ドライバーは高級セダンに乗っているかのような独特の包まれ感を味わうことが出来る。窓が大きく眺望も良いファミリーミニバンとはひと味違う、絶妙な演出が図られているのだ。



ただし街乗りでは不利な面も
ただし街中の走行では、アルファード特有の包まれ感が必ずしも利点ばかりではないと気付かされる。
ノロノロの渋滞ではついボーっとしがちだが、路駐車両やお客を拾うため急停車するタクシーを避けたり、後方からセンターラインをすり抜けて渋滞を突き進むオートバイの動きを予測したり、不意にクルマの隙間を横断する歩行者を警戒したり……これらは先進の予防安全技術“TOYOTA Safety Sense”でも全てを避けることは不可能で、ミラーの確認や左右の目視で常に周囲に気を配っておくのが基本だ。だがそんな時に「もう少し見晴らしが良いといいのに」と感じるシーンに遭遇することがある。
もちろんこれはアルファード(と兄弟車ヴェルファイアの)に限った話ではなく、高級SUVなども含め、大柄で車高のあるモデルに乗る際にはちょっと意識しておきたいところだと思う。
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