フォルクスワーゲン ゴルフGTI 実燃費レビュー【0-100km】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
GTIが初採用となる、期待の「XDS」機能
なぜ、フォルクスワーゲン ゴルフGTIなのか?
ゴルフGTIには、すでに南フランスと箱根のメディア試乗会で乗り、そのパフォーマンスには大いに感心させられていた。単なるゴルフのスポーティ版ではなく、その優れたバランスや快適性の高さなどから、きっと長距離を走れば、その真価が明らかになるのでは、と考えたのである。
今回のコースでは、都内から長野県志賀高原を回って往復した。高速道路を走る距離をある程度長く設定したのは、最近の土曜・日曜・休日の高速道路1,000円政策や、予定されている無料化時代に向けて、僕らの高速道路利用が増え、走行距離が伸びることを織り込んだからである。
さて、ゴルフGTIである。昨年、6代目に生まれ変わったゴルフに合わせ、GTIも今年に入って6代目に変わった。基本的なメカニズム構成は5代目を踏襲しているが、6代目GTIの最大のハイライトは、「XDS」(エレクトロニック・トランスバース・デファレンシャルロック)の採用だろう。
XDSとは、ESPシステムと一体化されたエレクトロニック・デファレンシャルロックシステム(EDS)機能を拡張したもので、トラクションとハンドリング性能を向上させるためにある。XDSは、GTIがフォルクスワーゲン初の採用となる。
XDSの効果については、これから向かう志賀高原のワインディングロードで明らかになるだろう。東京ドームがある後楽園遊園地の前を出発し、首都高速5号線を下り、外環道を経て、関越自動車道に入った。
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