「Drive-E」搭載の新型 ボルボ XC60 T5で低燃費走行に挑戦!「VOLVO ECOドライブチャレンジ」レポート/永田恵一(1/3)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部
オートックワンの燃費スペシャリストがエコランに挑戦!
オートックワンで実燃費レポートを担当させていただいているわたくし永田恵一、この度新しいパワートレインを搭載したボルボXC60 T5のエコラン大会「VOLVO ECOドライブチャレンジ」のドライバーにご指名いただきました! 実燃費レポート担当だけに、燃費絡みの勝負はかなりプレッシャーの掛かる仕事でありました。
ボルボの新しいパワートレイン「Drive-E」(ドライブ・イー)とは
初めにボルボのミドルSUVであるXC60 T5に搭載された新しいパワートレイン「Drive-E」(ドライブ・イー)を簡単に紹介しましょう。
年間生産台数が約40万台と小規模なメーカーである上に、フォード傘下であった時期が長かったボルボにとって、エンジンを自社で作ることはとても大変なことですが、そんな状況下で登場したのが新型 XC60 T5に搭載される2リッター直4 直噴ターボ(最高出力245馬力/最大トルク35.7kgm)です。このDrive-Eシリーズには、ガソリンエンジンに加え、本国では基本構造を共通にするディーゼルエンジンも用意されており、今後のボルボを支える重要な存在です。なお、今までボルボはエンジンの気筒数によってT4、T5、T6というグレード名になっていましたが、XC60 T5が4気筒エンジンなのにT5というグレード名であるように、今後は気筒数ではなく出力によるグレード名を使うようです。
ボルボ車初のエコカー減税100%免税を達成!
組み合わされるトランスミッションは8速AT。この8速ATは日本のアイシンAW製となります。ちなみにエンジンの直噴システムやコンピュータも日本のデンソー製となっており、「Drive-E」において日本の部品メーカーは重要な存在となっています。
さらに、アイドリングストップや燃費走行モード「ECO+モード」を装備するなど、機械的な部分だけでなく制御系での燃費向上も万全です。
特に注目したいのが「ECO+」モード。このモードを選ぶとシフトのタイミングとアクセルレスポンスが燃費重視となり、7km/hでアイドリングストップします。これに加え、通常アクセルオフの状態ではエンジンブレーキが効きますが、ECO+モードなら「ECO COAST(エココースト)」機能が作動。トランスミッションとエンジンの接続を切り離したニュートラル(空走状態)となるのです。アクセルオフの燃料カットか、ニュートラルでアイドリングに必要な燃料だけを使って距離を稼ぐか、という2択ができます。
結果、新型 XC60 T5のカタログに載るJC08モード燃費は、車重が1770kgもあるガソリンエンジンのSUVとしては驚異的な13.6km/Lという値を記録。エコカー減税ではボルボ初の100%免税適合というオマケも付きます。
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